2021年
11月27日(土)

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鵜飼小に創作パネル3枚贈呈 滝沢の佐藤俊正さん 地域の発展や児童の心の豊かさを願って

2021-11-17

 滝沢市鵜飼の佐藤俊正さん(82)は、今年創立140周年を迎えた市立鵜飼小(中村美以子校長、児童654人)に、鵜飼の自然・歴史と発展、さらに子どもたちが活躍する未来への願いを込めた創作パネルを贈った。広告の企画・デザインに長く携わった経験を生かし、児童に分かりやすい言葉とレイアウトで3枚のパネルに仕立てた。佐藤さんは「里山の後ろに見える岩手山が、子どもたちが成長する上で力になっていることは間違いない。未来に向けて、さらに心の豊かさを育んでいってほしい」と願う。

創立140周年を迎えた鵜飼小に創作パネルを寄贈した佐藤俊正さん

 パネルは、▽街(まち)▽賑(にぎわい)▽未(みらい)―の3部構成で、1970~80年代に滝沢ニュータウンが造成されたことで農村が都会的な街になり、99年には人口4万9809人の「人口日本一の村」になったことを紹介。数年後には東京ドームの2・8倍(約13㌶)の商業地ができることなどを解説しながら、「人と便利な街の調和」を挙げて、人と自然を愛する心も大切にしてほしいとメッセージを送っている。

 「みらい」のパネルでは、鵜飼小140年の児童数の推移を紹介し、鵜飼小校舎と岩手山の写真で構成。「これからは、キミたちの時代だ!」と呼び掛けている。

 パネルは、6日の140周年記念式典を前に同校に届けられ、現在は図書室前の壁面に掲示されている。

 佐藤さんは、新潟県村上市出身。宮古市の国立宮古海員学校(現・宮古海上技術短期大学校)を卒業して大阪商船に入社し、船員として数年間、船の仕事に従事した。

 船上のけがによりデザイン職に転向したが、「宮古は夢を実現させてくれた地」。東日本大震災後、小学生の心のケアと健全育成を目的に、磯鶏小にパネルなどの創作素材を通じた支援活動を開始し、被災時に1年生だった児童が卒業するまでの6年間続けた。

 東京のデザイン会社勤務などを経て、1978年、「開運橋から見た岩手山の雄大さ」に魅せられて盛岡市に拠点を移し、後に滝沢市に移住した。

 2015年以降、当時の牛抱政行校長が知人だったことから、地元の鵜飼小と交流。自分たちが暮らす地域の良さに気付いてもらおうと、これまでに「鵜飼発展の歴史」のパネル5枚、岩手山のミニパネルなどを寄贈し、同校でも図書室などに掲示して活用してきた。

 中村校長は「地域の多くの方々に支えられていることが、児童に伝わっている」感謝する。



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