2019年
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岩手医大附属病院 新体制で外来開始 内丸MCは31診療科

2019-09-25

 矢巾町に移転した岩手医大附属病院(小笠原邦昭病院長、1千床)と盛岡市内丸の内丸メディカルセンター(MC、下沖収センター長、50床)は24日、外来診療を開始した。外来は矢巾の新病院が16診療科、内丸MCは31診療科で対応。新病院は手術・入院中心の高度治療、内丸MCは外来治療を中心として機能分担し、連携して診療に当たる。1日の外来患者数は両院を合わせて約2千人を見込む。

 旧病院を活用した内丸MCでは、早い順番での診療を希望する患者や家族が午前7時ごろから来院。正面玄関の解錠は、これまでの午前7時から同7時半に変更された。岩泉町から眼科に通院している畠山繁さん(60)は「移動は片道、車で2時間。夏場はいいが雪のある冬場は大変。新病院との役割分担で、患者の混雑が緩和されるといい」と期待した。

 内丸MCは大学病院の専門外来とプライマリケアが連携する新しい地域医療のスタイルの構築を目指す。短期入院での迅速な検査・診断を行う高規格の外来と短期滞在手術を中心に、患者のアクセス、利便性を重視した医療を提供する。

 MRI(磁気共鳴画像装置)撮影室などを残し、迅速な検査・診断に対応。地域医療のニーズに配慮し、専門診療科が定まりにくい患者を総合的に診る総合診療科も設けた。紹介状の有無にかかわらず、受診可能だが、かかりつけ医の紹介状があれば、よりスムーズに受診できる。

 入院棟は旧循環器医療センターの施設を活用し、2階に睡眠医療科や心臓検査室、呼吸機能検査室など、3階に不妊治療や生殖医療を行うリプロダクションセンターを設置。6階が病棟となる。歯科・小児歯科はこれまで通り歯科医療センターが担う。

 下沖センター長(55)は「新たな体制での開院を迎え、気が引き締まる。新附属病院の外来としての機能に加え、新たな地域医療教育・研究の拠点となる施設を目指していきたい」と話した。

 病院移転に伴い19日から休止していた救急受け入れは24日午前8時半から再開。矢巾の新病院は24時間体制で、比較的、症状が軽い1次救急から重篤な3次救急まで全て対応。救急車の受け入れ、小児救急、精神科救急、お産は全て新病院での対応となる。

 内丸MCは1次救急医療のみ対応し、受け付けは平日の午後5時から同9時まで。救急受診の場合は事前に電話で問い合わせを。

 連絡先は岩手医大附属病院が電話019―613―7111(代表)、内丸MCが電話019―613―6111(代表)。



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