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実りの秋を分かち合う 紫波町の新麦コレクション 県産の収穫祝う

2019-09-26

県産新麦を使ったパンを試食する小麦の関係者

 県産新麦の収穫を祝う会(盛岡地方もち小麦の郷づくり研究会、NPO法人新麦コレクション主催)が25日、紫波町紫波中央駅前のオガール紫波市民交流ステージで開かれた。県内で「もち姫」「ゆきちから」を生産している小麦農家や、パンなど小麦製品を製造・販売している店舗関係者、製粉業者など約50人が参集。その年に収穫した小麦を挽いた「新麦」を味わい、実りの秋を迎えた喜びを分かち合った。

 新麦コレクション(池田浩明理事長)は、小麦農家、製粉会社、流通業者、パン屋、消費者で構成する団体。2014年からは日本国内で地域ごとに新麦の解禁日を設定し、解禁日に合わせて新麦を使ったパンなどの小麦製品を店頭に並べるよう加盟店などに呼び掛けている。

 今年の東北地方の新麦解禁日は9月28日。県産新麦の収穫を祝う会は、この解禁日に合わせて初めて開催された。

 会場には、小麦畑からパンが生産者に届くまでの各工程について、スライドを使って説明された。参加店舗の製品試食もあり、訪れた人々は県産の小麦使ったパンを食べ比べた。中には今年の新麦を使ったパンを一足先に出品した店舗もあり、香り高い新麦の味わいを広く伝えていた。

 JAいわて中央によると、管内の小麦栽培面積は約1300㌶。品種別の内訳は、ゆきちから約1100㌶、銀河のちから約100㌶、もち姫約62㌶。播種期と収穫期に天候に恵まれたことから収量は平年より多く、品質も全量一等麦となったという。

 紫波町長岡の「手作り工房きくぱん」は、ベーグル生地にもち姫を混ぜた「ベーグル屋さんのかまやき」などを出品。同店で働く佐々木美香さん(31)は「新小麦は香りがいいのが特徴。イベント参加店舗も多く、パン以外にも多くの店で岩手の小麦が使われてると驚いた。岩手のパンがおいしいということが、このようなイベントを通じて広がってくれれば」と語った。

 池田理事長は「小麦は生命であり、産地である紫波町でイベントが開催できたことをうれしく思う。このイベントが安全安心な小麦の提供、農業全体の活性化につながれば」と期待した。



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