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県対がん協会も矢巾に 岩手医大病院敷地内へ 本部機能は来年11月 健診センターは21年4月

2019-09-27

岩手医大附属病院敷地内に新設される県対がん協会の健診センターのイメージ図(同協会提供)

 県対がん協会(小川彰理事長)は、矢巾町医大通の岩手医大附属病院敷地内に健診センターを新設し、本部機能を移転させる。本部機能の移転は2020年11月の建物完成後、新しい健診センターの稼働は21年4月1日の予定。健診機能を充実させ、本県の高度医療の拠点である岩手医大との連携で地域住民の健康維持活動を推進する。

 同協会は現在、盛岡市永井に本部事務所を、同市西仙北に健診施設であるいわて健康管理センターを持つ。同センターの健診受診者数は年々増加し、2009年の1万5717人から18年は2万3302人まで増加。地域に専門機関が少ないこともあって4月から11月までは予約制限を行っているという。また、がん検診については受診率の向上が課題となっている。これらの課題を解決し、岩手医大との連携の下、検査技術の進歩に対応して、高品質の健診・医療サービスを提供するため、新施設の整備計画を進めてきた。

 新健診センターは、岩手医大附属病院の北側に建設。敷地面積は約4317平方㍍。建物は2階建てで、延べ床面積は3220平方㍍。1階に健診センターが入り、2階は本部事務所として使用する。総事業費は23億円から25億円と見込む。

 新しい健診センターには、各種検査室や診察室、待合スペースなどを設ける。機能は、現在のいわて健康管理センターとほぼ同等。検査室の防音対策を講じたほか、婦人科系の検査室を集約し、動線を変えることで利用者のプライバシーに配慮した構造としている。

 健診センターの新設に合わせ、センターから徒歩圏内にある同町藤沢地内に健診車両用の車庫兼倉庫を新設する。車庫兼倉庫の建設は25日の県開発審査会で許可済み。

 起工式は、10月1日に現地で開催。本部機能の移転後は現本部を解体し、土地を地権者に返却。いわて健康管理センターの施設は継続して使用する。実質的に診療機能が2倍に増強されることで、利用者の利便性向上も図る。

 同協会の工藤克彦事務局次長は「健診のノウハウを持ったわれわれが岩手医大附属病院のそばに行くことで、万が一の際は高度医療までつながるという安心感が生まれ、健診の受診率向上にもつながると思う。健診も医大と連携して進化させ、働き盛り世代への生活習慣病健診を通じた健康増進による労働力の確保、健康寿命の確保など、地域社会に貢献したい」と語った。



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