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生活道路の速度抑制 県内初 可搬式ハンプで 盛岡市立見前小近く 市道で2カ月実証実験

2019-09-29

速度を落として可搬式ハンプの上を走行する車両

 盛岡市は28日から11月30日まで、同市西見前18地割の見前小北側に位置する市道高櫓(やぐら)線で、車両の走行速度を抑制する実証実験を開始した。地域の安全対策に反映させるため、国交省東北地方整備局が提供する可搬式のハンプを設置して2カ月間にわたり、速度抑制の効果を検証する。同整備局の可搬式ハンプを使用した取り組みは県内で初めて。

 市道高櫓線の拡幅工事は2008年度から始まり、道路脇の鴨助堰を暗渠(あんきょ)化。幅員を4㍍から約7㍍に拡幅する工事を進めている。しかし、拡幅工事が進み、利便性が増すにつれて交通量が増加。小学校や公園などがある周辺エリアは車の最高速度を時速30㌔に規制するゾーン30に指定されているが、通行車両の半数以上が30㌔以上の速度で走っており、地域住民からは児童らの安全確保に対して不安の声が上がっていた。

 そうした中、市は地元住民や学校関係者と通学路の緊急合同点検などを実施し、今後の安全対策のため、物理的な方法で速度抑制を図れるか検討。国交省の支援を得て、道路の路面の一部を隆起させるハンプを付けた検証を開始した。

 ゴム製の可搬式ハンプは、同校北側に2カ所ある横断歩道の間に設置された。サイズは幅員7㍍、延長6㍍、ピーク時の高さは10㌢。ハンプはポールで囲まれ、車道を走る自転車の安全を確保した。

 市は今後、国交省のETC2・0プロープ情報のビッグデータも活用し、効果を検証する。拡幅工事完了後に交通量とスピードの実測などの調査を行いながら、町内会へのアンケート調査などを進める考え。

 同市建設部道路建設課の大坪康宏課長は「市としても、どのようにして住民の安全を確保するかが課題。この実験を通じて、生活道路で車の速度を落とすことへの意識改革につながればと思う」と話していた。



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