2022年
8月12日(金)

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山に里に新緑の季節 八幡平山開き 残雪踏みしめ山頂へ ドラゴンアイも見頃に

2022-06-02

八幡平の山開きで山頂に着いてピッケル交換

 岩手・秋田県境にある八幡平(1613㍍)が1日、山開きを迎えた。登山口から約10分でたどり着く鏡沼に現れる「ドラゴンアイ」も見頃の時期。この日を待ちかねていた登山者らが次々と山頂を目指した。

 神事で今シーズンの無事故を祈った後行われた山開き式で、鹿角市の佐藤康司産業部長が「本格的な新緑シーズンを迎えた。コロナ対策を講じながら、真心のこもったサービスで来訪者を迎えたい。自然環境保全のため、マナー啓発にもご協力お願いします」と主催者あいさつ。

 環境省東北地方環境事務所十和田八幡平国立公園管理事務所の深谷雪雄所長も「八幡平エリアは、冬の樹氷原など魅力あふれる場所。これからは夏の草花が鮮やかになり、心躍る場所でもある。コロナ禍でも自然体験をしたい人は多い。八幡平はアクセスもいい。事故なく、楽しんでほしい」と願った。

 この後、八幡平市と鹿角市の市旗を先頭に、関係者がところどころ雪が残る登山道を踏みしめながら、頂上へ向かった。午前中はあいにく、ガスがかった天気だったが、鏡沼では登山客が足を止め、ドラゴンアイをカメラに収めていた。山頂では、八幡平市の翌檜(あすなろ)山岳会と鹿角市山岳会がピッケルを交換。バンザイして山開きを祝った。

 翌檜山岳会の村上伸男代表は「いよいよ夏山シーズンに入った。高山植物も黄色、赤、紫、白と色とりどり。ドラゴンアイ以外にも見どころがたくさんある。平原で歩きやすいので、老若男女、誰でも楽しめる」と、より多くの来客を望んだ。

 登山仲間と訪れた神奈川県逗子市の看護師、糠信美穂さん(57)は「夏に八幡平から岩手山への縦走を計画しているので、その下見を兼ねて来た。いい景色や花々を見ると、疲れが吹っ飛ぶ。コロナ禍なので、街で遊ぶより山の方がいい」とほほ笑んだ。



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