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- 「税金の重み」教える 山岸小で出前授業 講師は岩手大生2人
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2022-06-08
税金の使い道についての○×問題
盛岡地区租税教育推進協議会(多田英史会長)は7日、盛岡市立山岸小(佐々木寿洋校長、児童592人)で税金出前教室を開いた。参加したのは6年生111人。講師は、岩手大学教育学部4年の佐藤和眞さん(21)と早坂寛希さん(21)が務め、児童の租税に関する意識の高揚を図った。
盛岡税務署の高野橋智香税務広報広聴官(56)は「自分たちの周りでも、何気ない生活の中に税金が使われている。税金の大切さ、使い道を知ってほしい」と期待した。
同教室は、小学校の社会科の授業の一環。税金がなくなった世界を描いたアニメーションの視聴や、同校の6年生全員が勉強するために使われる1年間の税金の合計、約1億円(重さ10㌔)の複製品を持ってみる体験などを通して、税金の重要性について学んだ。
1億円の複製品を持つ児童
受講した小笠原逢さんは「アニメを見て、税金がないと環境が悪くなったりすることが分かった。税金はとても大切なものだと思った」と、真剣な表情で語った。
講師の早坂さんは「自分に使われている税金の重みを実際に体験してもらい、税金を納めることの重要性を感じてもらえるように考えた。授業をしてみて、子どもたちが税についてしっかり考えてくれたなと実感できた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
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