2022年
8月12日(金)

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紫波一中の村上蓮音さんに感謝状 人命救助たたえる 板澤裕之紫波署長 「躊躇なく対応、すごい」

2022-06-10

板澤裕之署長(左)から感謝状を受けた村上蓮音さん(右)

 5月23日に適切な対処で道路わきに倒れていた男性を助けたとして、紫波署(板澤裕之署長)は9日、紫波一中(照井英輝校長・生徒629人)の村上蓮音さん(3年)に感謝状を贈った。紫波町平沢の同校で贈呈式が行われ、板澤署長が村上さんに感謝状を手渡した。

 同署によると、5月23日午前7時55分ころ、紫波町北日詰の道路わきの草むらに、20歳代の男性が倒れているのを、通学途中だった村上さんが発見。現場近くの店に駆け込んで、従業員に警察などへ知らせるよう頼んだ。従業員が通報し、警察が救急要請した。

 救助が来るまで、村上さんは現場で待機。男性のそばで様子を見守っていた。救急隊員や警察官が駆け付けた際には、発見時の状況などを詳しく説明。素早く的確な対応で、男性は無事近くの病院へ搬送された。救助された男性は、当時持病で倒れていたが、命に別状はなく、事件性も認められなかった。

 現場は普段、交通量が少ない場所で、村上さんが見つけなければ、男性の命がどうなっていたか分からなかったという。

 村上さんは、学校への登校時間が迫る中、男性の救助が優先と判断した。

 「最初、倒れている人を見つけたときは怖かった。しかし、『このままだと大変だ、助けなければ』という気持ちが強かった。今後同じ状況になっても、大人をすぐ呼び、状況確認などをしたい。助かってよかった」と、ほっとした表情を見せる。

 板澤署長は「通常、このような状況では、一人だとどうしたらいいか分からないと思う。それを躊躇(ちゅうちょ)することなく、人命救助の対応をしたのはすごい。なかなかできることではない」と感嘆した。

 照井校長は「たった一人でよく頑張った。とっさに動けたのがすごい。怖さもある中で、助けなければ、と思った気持ちが素晴らしい」とたたえた。



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