2022年
8月12日(金)

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不在者投票を支援 県立大のVoters 学内にブースを設置 住民票を移していない学生にも 投票行動呼び掛け

2022-06-14

 県立大で不在者投票の手続きをサポートする「県大Voters」のメンバーら

 県立大の学生主体で選挙啓発活動を展開する「県大Voters(ボーターズ)」(遠藤淳史代表、メンバー12人)は13日、滝沢市巣子の同大メディアセンターA棟ラウンジに「不在者投票支援ブース」を設置した。現住所に住民票を移していない学生に投票への意識を持ってもらい、若者の投票率向上につなげようという狙い。16日までの4日間、不在者投票請求の手続きをサポートする。28日には学内で、「選挙公報を読む会」を開く予定。遠藤代表(21)=総合政策学部4年=は「選挙は遠い世界のものではなく、学生にとっても身近なものだと知ってもらい、ぜひ制度を利用してほしい」と呼び掛ける。

 県大Votersは、同学部の市島宗典准教授(46)=総務省・主権者教育アドバイザー=の研究室に学んだ4年生が中心になり、今年度から学生主体の活動としてスタート。本啓発活動は7月の参議院選挙を前に、滝沢市選挙管理委員会の協力で実施した。

 滝沢市外や遠方から入学し、住民票を移していない学生は、不在者投票の請求手続きをすることで、現在住んでいる市町村で投票することができる。

 支援ブースのテーブルには、実際の手続きで使う「請求書兼宣誓書」と記入例が置かれ、学生は遠藤代表らメンバーに教わりながら、必要事項を記入。用意された封筒に、宛て先の自治体の選管の住所を書くと、あとは郵送するだけとなった。

 総合政策学部2年の菅原翔さん(19)=一関市出身=は「手続きは思ったより簡単で、気軽にできると思った。大学のサークル活動のほかアルバイトもしているので、いま住んでいるところで投票できるのは助かる」と話していた。

 支援ブースは同ラウンジのほか、各学部棟にも期間中、順次設ける。29、30日には、当日投票に行けない滝沢市の学生を対象に、臨時の期日前投票所が学内に設けられる。

 遠藤代表は「『政治』『選挙』と聞くと遠く感じ、興味の薄い学生もいるが、実家が遠いなどの理由で意思を示さないのはもったいない。不在者投票の制度を知ってもらい、自分たち同年代から発信していくことで関心を持ってもらえれば」と、22日の公示日を挟んでSNSでも発信を続けていく。

 市島准教授は「同じ世代の活動は、学生にとっても説得力がある。選挙を身近なことと考えるきっかけになれば」と期待する。



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