2022年
8月12日(金)

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フットケア用品を共同開発 工房夢繭花×生きがいづくり研究所 「立つ・歩く」にシルクの優しさ 潤い感や洗浄力評価の声も

2022-06-21

 フットケア用品「繭の癒やし」を開発した工房夢繭*花の江見さん、生きがいづくり研究所の折笠代表(左から)

 盛岡市に拠点を持つ繭工芸の「工房夢繭*花」(主宰・江見夏恵さん)と「生きがいづくり研究所」(折笠無我代表)は、共同開発したフットケア用品「繭の癒やし」を発売した。2021年度地域経済好循環推進事業補助金を受けての事業。繭工芸の技術を応用し、「立つ・歩く」という人の生活の根本を支える、優しい商品を提案している。

 繭玉から抽出される「セリシン」は肌に優しいうるおい成分で、化粧水やせっけんにも使用されている。

 「ほっとさぽーと 足と爪の専門店」(同市中野)を運営し、フットケアに20年近く取り組む同研究所が、主に県産の繭で工芸品を制作して20年の同工房に声を掛け、2020年から開発が始まった。

 繭を30個ほど使用したクロス(税込み5500円)は、裏面が県内作家によるシルクのホームスパンとなっていて異なる手触り。

 繭50個ほどを使用したブラシ(同1万3200円)は受注生産で、持ち手は本県の木工作家が手掛ける。ブラシ部分は差し替えが可能となっている。

 仕様や価格は現時点のもので、顧客のニーズを把握しながら、改良や量産を進めるとしている。


フットケア用品「繭の癒やし」のクロスとブラシ(左から)

 折笠代表(48)は「キーワードは優しさ。スキンケア界で、繭は肌に優しいことは知られているので、それを足のケアにも生かせたらと思った」と開発への思いを語る。

 江見さん(65)は「工芸品は作っていたが、ケア用品は初めて。何ができるかという中、繭を開いて縫い合わせる方法を考え、細かく刻む方法も応用した」と振り返る。

 開発段階ではフットケアワーカーを対象に体験会を行い、実際に使用しての意見を取り入れた。体験会では、洗った後の潤い感や洗浄力を評価する声もあったという。

 折笠代表は「健康に歩くため、足や爪をきれいに保つのは大切。こういう商品からも、フットケアに興味を持ってほしい」と期待。江見さんは「繭の使用は減っているので、少しでも岩手の養蚕の活性化にもつながっていけば」と話している。

 同商品は、同工房のホームページや工房店舗などで販売している。問い合わせは同工房(電話019―623―6509)まで。



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