2006年 3月 17日 (金) 

       

■ IGR青山駅、巣子駅あす開業 沿線住民の願いようやく

     
  開業を待つばかりの青山駅  
 
開業を待つばかりの青山駅
 

 IGRいわて銀河鉄道の青山駅(盛岡市)と巣子駅(滝沢村)はあす18日開業する。新駅により沿線住民の利便性が増し、IGRいわて銀河鉄道の経営安定に寄与すると期待されている。青山駅は国鉄時代からの地域住民の念願が実り、巣子駅は人口増が続く滝沢村のベッドタウンに新設された。1日当たり上下線合わせて71本の列車が停まり、青山駅は2500人、巣子駅は2800人の利用者を見込んでいる。あすは現地で記念式典が行われ、両駅から初列車が出発進行。1日乗り放題の記念切符が発行され、沿線住民による祝賀行事も行われる。

 青山駅は盛岡市青山2丁目の馬頭踏切そばに設置され、設計から施工まで市民参画を図って整備が進められた。最寄り駅までの所要時間と料金は盛岡駅まで5分(運賃200円)、厨川駅まで3分(同)。都市型交通の足として期待される。

  青山、月が丘地区の12町内会でつくる青山地区活動推進会の松浦光男会長は、青山駅の開業について「駅ができて良かったと思う住民は多い。1万6千世帯が利用してもらいたい。駅を中心に青山町が盛岡のベッドタウンから盛岡の副都心になるよう発展を」と期待する。

  通勤通学のほか、国立盛岡病院への通院の足として市民の幅広い利用を見込んでいる。「青山駅の利用者の何%かは通勤通学や買い物ではなく病院通いの人になると思う。国立病院の整備をさらに要請し交通網が整備されれば矢巾に移転する岩手医大に代わるような医療施設になるのではないか。青山駅の開業を機に高齢化が進んでいる青山町を盛岡の第2の都心に再生させたい」と話す。

  市民参画の駅になるよう活動してきた「青山駅をつくる青山グラウンドワーク」の安部一夫会長は「駅ができて非常にうれしい。ここに駅があればいいという願いが戦後ずっとあって昔から誘致運動をやったが請願駅ではできなかった」と国鉄時代の東北本線を回想する。

  地元で自転車店を営む安部さんは長年、青山地区の交通事情を見てきただけに、鉄路が街中の足として活用されるよう願っている。駅前の道路は線形改良されたが、青山駅が交通渋滞改善に寄与するためのアイデアとして、自転車搭載可能なサイクルトレインを提唱する。

  「盛岡駅でのJRとの乗り継ぎをスムーズにしてほしいし、朝の9時から午後3時ころまでの時間帯にサイクルトレインをやれば、軽めの自転車とともに電車に乗って移動する人は増えるのではないか」と話した。


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