2006年 7月1日 (土) 

       

■  〈自転車びより〉15 斎藤純 盛岡自転車会議のワークショップに参加を    

 先月5日、盛岡自転車会議は岩手県公会堂において初の総会を開き、正式発足の運びとなった。
  すでに盛岡自転車会議では月一回のペースで交通問題などに関する勉強会を開き、研さんを積んでいる。また、二年がかりで制作する計画の「盛岡自転車マップ」の道路調査にも取り組んでいる。これは、通勤・通学時の安全な道を示すことを目的としており、いずれは観光情報も盛り込み、パソコンや携帯電話からも見られるようにするつもりだ。

  マップ制作の過程で地元の魅力を再発見していくという側面も持っている(自転車にはそういう効用もある)。

  27日は自転車ワークショップを開催し(後援:盛岡市)、予定を若干上回る32名が参加した。全3回のうちの第1回にあたる今回は「自転車について考える」と題して、自転車の利点、美点、弱点、自転車を取り巻く交通環境などについて意見を出し合った。

  その結果、ある共通した問題意識が浮かび上がってきたように思う。

  そのひとつは「自転車に関する交通法規を知らない」ということだ。これはとりもなおさず、「教わる機会がない」ことを明確にしている。また、「自転車のことを考えた道路づくり、交通政策がなされていない」点も数多くの事例と共に挙げられた。たとえば、自転車レーンがないとか、重要な施設がつくられている盛岡駅西口と東口のアクセスが悪いなどの指摘が多かった。

  面白かったのは、環境面や健康面でのメリットの一方、デメリットとして「盗まれやすい」とか「遠くへ行けない」などが挙げられたことだ。つまり、「盗まれにくい」と「遠くへも行ける」環境をつくってあげれば、自転車はもっと便利になるわけだ。対策がないではない。盗難対策には駐輪場の整備が有効だし、列車に自転車が持ち込めるようになれば、遠くにも行ける。

  ワークショップでは今後、7月11日〓に第2回「自転車が利用しやすいまちづくりについて考えよう」と題して、第1回で挙げられた諸問題をテーマごとに掘り下げる。7月25日の第3回では、列車に自転車を持ち込めるようになれば利便性が高まるので「来年の自転車利用社会実験について考えよう」と題して、自転車を列車に持ち込む実験案について説明と参加者からの提案を募りたいと考えている(いずれも、盛岡勤労福祉会館にて、午後6時30分から)。

  梅雨空を吹き飛ばすような明るく爽(さわ)やかな雰囲気の中で、とても充実した論議が行われたことを特記しておきたい。  (作家・盛岡市在住)

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  ワークショップに参加希望の方は、下記に申し込んでください。
  盛岡自転車会議 盛岡市青山3-29-4、電話019-646-6524(加藤まで)、ファクス019-645-8510、メールアドレスkatoise@nahan.jp


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