2006年 7月18日 (火) 

       

■  60歳のアニバーサリー 三崎ともやすさんがコンサート 

     
  60歳の誕生日に熱演する三崎ともやす  
 
60歳の誕生日に熱演する三崎ともやす
 

 盛岡市内のライブスポット・モンドリアンのオーナーで、ミュージシャンの三崎ともやすの60歳と音楽生活40周年を記念したライブ「ノン・ストップ・60」が誕生日の7日、同市の県公会堂大ホールであった。師匠や旧友の音楽仲間を迎えての公演となったが、60分ならぬ90分間ノンストップで独演した三崎に聴衆は圧倒された。

  舞台には長年連れ添った木製のいす。一人登場した三崎はいすに腰掛けた。オープニング曲ではバンジョーを弾いて傍らにはバーボン・ウイスキー。「赤いちゃんちゃんこの代わりに」と赤いラベルのボトルを示し、店と変わらぬ雰囲気をすぐにつくった。

  60歳になった三崎は出生時に半年も持たないと医者に言われるほど虚弱で生まれてきたことを語る。過去を語ることであきらめなかった両親への感謝を表したかったのだろう。ギターに持ち替え、あとはギター1本の弾き語り。両親への感謝を込め「サマー・タイム」、続く「カントリー・ロード」では98年に東京から移り住んだ岩手をたたえ歌詞にイーハトーブ岩手と挟み込む。

  三崎は46年横浜生まれ。音楽好きだった父親のかけるレコードから流れるジャズなどを聴いて育った。16歳でギターを手にし、プロのスタートはフォークだったが、ジャズボーカルの東郷輝久と出会いジャズに傾倒。単身で何度も渡米するなどいばらの道を歩み、米国での経験はギターやボーカルの技を磨き、米国の多様な音楽の心を染み込ませた。

  三崎のレパートリーが幅広いのは渡米の経験があったから。日本の曲も三崎のオリジナルのように聴かせる。この日の演奏も「夕焼け小焼け」や「花と小父さん」「テイク・ファイブ」「アラウンド・ザ・ワールド」などジャンルを問わなかった。「この素晴らしき世界」では日本の「ふるさと」を挿入する三崎お得意の展開がファンを喜ばせた。

  三崎がギターの師匠として敬愛して止まない瀬谷福太郎も出演。2人の貴重なギター・デュオを2曲聴くことができた。

  今ライブは、1月に三崎と東郷、ピアニストの故本田竹広の3人で話が決まった。しかし、本田が5日後に死去。

  大病を患いながらも演奏し続けた本田。ソロの部の締めくくりは生涯ダンサーであり続けた一人の米国人の実話を描いた「ミスター・ボージャングル」。本田に向け「これからも突っ走って、ギター弾いて歌っていく」と誓いを乗せた演奏となった

  第2部では東郷と、東郷の妻である流けいこがピアノトリオで歌い、アンコールでは三崎も舞台に上がりギターを持たず、東郷とジャズ・スタンダードをスウィンギーに歌った。(敬称略)


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