2006年 11月 24日 (金) 

       

■  盛岡市の補助金事業、3分の2は見直し 第3者評価の結果を公表

 盛岡市は、行財政構造改革に伴い06年度分の補助金を見直すため、補助事業に対する第3者評価を公表した。それによると、補助金事業331件、総額39億8868万円のうち、単年度補助を除く309件を評価し、現状継続112件、見直しのうえ継続178件、休止2件、廃止14件に分類した。

 見直しのうえ継続となった事業については▽財源の重点化、拡充▽事業費を現状で実施主体や手段を代える手段改善▽事業費を削減して現状と同様の成果を求める有効性向上▽事業費の削減、簡素化▽統廃合、事業費削減による事業単位の見直し▽利用料金制導入など収入源確保▽終期の設定−などに8分類されている。

  盛岡さつき祭り行事費補助28万円は、庁内評価で「有効性向上を図り継続」と評価したのに対し、第3者評価は特定の者への補助に当たるとして「休止」を提案した。盛岡菊まつり6万円も庁内が「簡素化し継続」、第3者評価は「休止」が適当と判断した。

  盛南開発農業者生活再建対策225万円は90年から続く市農協、岩手中央農協の相談事業補助。庁内評価は両農協の本来業務に相談業務があること、盛南開発地には農家以外の地権者もいたのにその補助がなかったとし、庁内は「終期設定」を提案。第3者評価は同じ趣旨で「廃止」を求めた。

  市婦人合唱協議会補助3万円は第3者評価は「廃止」と判断。「補助金支出から29年が経過している。現在趣味が多様化しており特定団体に補助金を支出するのが妥当か検討」するよう求めた。

  市職員互助会事業費補助金1090万円については第3者評価で「内容を市民に分かりやすく公表するよう求め」、市消防団員互助会事業運営費補助金897万円も共済費を全額補助で賄うのは可としつつ、福利厚生の事業内容の精査で市民起点の観点で違和感のないよう配慮を求めている。

  学校体育施設開放運営委員会補助7440万円は、庁内評価が「現状継続」としたのに対して、第3者評価は事業費削減の可能性を探り、使用料などの負担を検討するよう提案。市体育協会運営事業補助2851万円は庁内が重点化、第3者評価は市民に多額の補助金で運営している点、体育競技の振興に寄与している点を市民に公表するよう求めた。

  庁内のみの評価で手段改善を求めているのは、石川啄木記念館補助金1155万円。歳入の大半が入場料であり補助金減少を目指す努力を求めている。

  市は今回の結果を踏まえ、補助金の今後の方向性を決める。

 

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