2008年 5月19日 (月)
■ 紫黒米ではぐくむ古代の夢 貫頭衣姿、志波城古代公園で田植え体験
「おっとっと」。田んぼに足を取られながら田植えを行う貫頭衣姿の参加者
盛岡市上鹿妻の志波城古代公園で18日、古代米田植え体験が行われた。4歳から中学1年までの22人と、その保護者ら17人が参加。青空の下、1200年前の城柵を背景に、古代風の貫頭衣に身を包んだ子供たちが昔ながらの手植えに挑戦した。
今回の田植えの舞台は、同城跡内の体験水田約300平方メートル。間根(まね)と呼ばれる昔ながらの農機具で引いたラインに沿って、古代米「紫黒米」の苗を植えていく。最初は長靴で水田に入った子供たちも、足を取られるためはだしになって作業。カエルやゲンゴロウなどの生き物との出合いにも歓声を挙げて楽しんでいた。
萩原天音さん(岩大附属小6年)は「田植えは初めて。ぬめぬめして気持ちが悪かったけど、楽しかった」、同小3年の男子児童は「田植えは前に1度やったことがあったけど、水で線が見えなくなって曲がってしまった。ごにゃっていう感じとか、カエルを見つけたりしたのが楽しかった」と感想。
講師の藤原一夫さん(志波城跡愛護協会会員、市農業委員)は「今の子供たちは泥や土に親しむ機会がないので、その感触を楽しんでもらいたい。毎日食べているご飯の1粒1粒が180日から200日という長い日数をかけてできるということを知って、体験することで、ご飯の味覚も違ってくるのでは」と話す。
同体験は、市教委歴史文化課主催で毎年開かれている「古代米づくり体験講座」の第2回目。10月までの全5回で、7月下旬には今回植えた苗の生育観察会と草取り体験が行われる予定。
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