2009年 3月 5日 (木)

       

■ 〈北Gのライブトーク〉77 北島貞紀 僕のV・S・O・P

 ジャズ畑の人間にとって、V・S・O・Pとは、ハービー・ハンコックが1977年にマイルスの門下生を集めて作ったスーパーバンドまたはその制作したアルバムを指す。ベリー・スペシャル・ワンタイム・パフォーマンス=たった1回きりの特別な催し、の略だ。

  ライブはすべてが1回きりのパフォーマンスだが、そこにベリー・スペシャルがつくと重みが違ってくる。なんたってスペシャルの上にベリー(最上の)がつくのだから。

  2004年11月5日、県民会館でダンススタジオ「リベルデ」の第18回発表会が開催された。なぜこの日付を覚えているかというと、同年の11月8日の岩手日報の記事を切り抜いてあるからだ。「躍動ダンス 有終発表会 盛岡のリベルデ」という見出しと、同会の主宰者山口久美子さんと当日のパフォーマンスの写真が載っている。

  …同スタジオは1986年に設立され、18年間国内外で意欲的な活動を続けてきた。山口さんが、7月にウィーンに拠点を移したため、今回が最後の発表会となった。第3部は山口さんによるダンス「コラボレーション」が披露され、ピアニスト北島貞紀さん(盛岡市)の生演奏に合わせた、なめらかで洗礼された動きが顧客を魅了していた(同記事より抜粋)

  このコラボレーションが決定したのは、わずか1カ月前のことだった。それもほんの偶然の再会という細い糸…といったら、カッコつけすぎだろうか。

  あるレストランからの依頼で、ソロピアノの演奏を頼まれた。1回目の演奏が終わると、その店のオーナーが、ぜひ会わせたい人がいる、素晴らしいダンサーで、これから呼ぶという。そして現れたのが山口久美子さんだった。(以下次週)

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