2009年 3月 5日 (木)

       

■ 〈風まかせ〜鉄道さんぽ〉佐々木康宏 復活願うD51498

     
   
     
  第1報はある大先輩からの「陸東の試運転ウヤ」というメールだった。D51498けん引の陸羽東線(陸東)の試運転、運休(ウヤ)ということ。その後ある友人から「D51498故障、ボイラーのヘソ溶かした」というメールが着信。その旨、大先輩に伝えると「ボイラーの溶け栓は機関車の命です」と返信がきた。

  鉄道OBでSLの乗務経験もある大先輩からのメールは重みがある。SLのボイラーにはボイラー本体より融点が低い金属を使った溶け栓(ヘソ)があり、水位が下がって空だき状態になったときは溶けてボイラーの火室に蒸気を噴きだして知らせる。ボイラーは蒸気を発生させるSLの心臓部ともいえる。

  D51498、空だき状態となり火室外壁の一部が溶け、修理には相当な時間がかかるという。九州ではこの春ハチロク(8620型)が車体を支える台枠がゆがむという重体からの復活をとげる。D51498も鉄路に勇姿を再び見せてほしいものだ。

(佐々木康宏)

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