2009年 3月 26日 (木)

       

■ コープ緑が丘店、6月で閉店を正式決定 山王店も9月を検討

     
  6月30日に閉店となるコープ緑が丘  
 
6月30日に閉店となるコープ緑が丘
 
  いわて生協(池田和昌理事長、本部・滝沢村)は25日、盛岡市緑が丘にあるコープ緑が丘を6月30日付で閉店する計画を明らかにした。同市山王町のコープ山王については9月20日の閉店を検討中。2店とも地区内での競争が激化し、利用者低迷などで「直接余剰赤字」(単独店舗の売り上げで経費を賄えない状況)が続き、今後さらにコスト削減しても累積赤字が拡大する見込みという。このため23日開催の同生協理事会で閉店を議決した。

  コープ緑が丘(1028平方メートル)は79年3月開業で今年30周年。組合員数は約4400人。同地区はジョイス上田店、マルイチ緑が丘店、アネックスカワトク、ロッキー三ツ割店などがある激戦区。

  説明によると05年度から直接余剰赤字が発生していた。コープ緑が丘を守る会が存続に向けて利用促進などを呼び掛け、コスト削減などにも着手。しかし07、08年度とも赤字が解消されない状況だった。

  同生協ではコープ緑が丘の赤字を全体でカバーしてきたが、さらなる競争環境の激化や組合員の暮らしが厳しくなるなど経営全体を圧迫し、健全な事業経営と組合員の財産を守る点から閉店を決めたという。

  同生協では閉店後は組合員に対して共同購入の利用の勧めや08年9月リニューアルしたコープまつぞのへの無料買い物バスの運行などを検討している。現在のスタッフ38人に関しては、同生協が滝沢村に7月建設予定の牧野林ショッピングセンター(8084平方メートル)や市内のほかの生協の店舗などで働いてもらう計画。

  コープ山王(売場面積698平方メートル)は73年8月、山王ハイツの1階にテナントとして入居し36年が経過。組合員数は約5300人。スタッフ30人。同地区にはマルイチ中ノ橋通店などがある。

  コープ山王の直接余剰赤字は07年度から発生。過去4年間で供給高(売上高)が6割まで減少しこの2年間は損益が急激に悪化したという。

  同生協では09年度にさらなるコスト削減に取り組んでも好転させる見通しが全く立たないとして閉店を検討することを決め、4月の理事会で最終判断する。

  同生協の金子成子組織本部長は「存続への意見や要望書もいただいた。こうした意見や思いを受け理事会として検討した。苦渋の決断。今後、組合員に対して閉店の理解を得るための説明会などを開く。閉店後の対策は誠意を持ち取り組みたい」と話した。

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