2009年 4月 8日 (水)

       

■ 国際化への玄関口 花巻空港新ターミナルあす開業

 いわて花巻空港の新ターミナルビルが9日、オープンする。新ビルは現ビルとは滑走路をはさんで東側に位置。約22億円を投じ、鉄骨造り地上2階(一部3階)で延べ床面積は約7500平方メートル。ショップやレストランなどの機能を備える。供用開始を契機にエアポートセールスを強化し、利用促進を図る。

  いわて花巻空港の、国際化に対応した機能強化の整備事業の一環。04年度に供用開始となった滑走路延長に続くのが新ターミナルビル建設で、09年度からは並行誘導路に着手する。並行誘導路は約15億円の事業費を見込み、11年度を目指す平泉の文化遺産の世界遺産登録の効果を念頭に整備を進める。

  新ターミナルビルはユニバーサルデザイン対応に配慮し、国際線専用スペースを大幅に拡大し、駐車場も現有の約2倍に当たる1150台の収容となったことが特徴。ターミナルビルに加え貨物ビル、給油車両待機施設を併せて建設した。

  1階に国内線、国際線それぞれの到着ロビー、手荷物受取所、チェックインカウンター、ショップ&カフェなどを配置、2階には出発ロビー、国際線と国内線の搭乗待合室、入国待合室、入国審査、レストラン、ショップ&カフェ、ギフトショップ、県物産展示コーナーなどが入る。

  新ターミナルビル初日の9日は午前9時到着予定の1番機の名古屋便の歓迎セレモニーが行われ、同10時半から供用開始式を行う予定だ。

  花巻空港の利用者は1996年度に53万3063人と50万人を超え、97年度にはピークの55万1934人となったが、03年度に50万人を割り、07年度は40万1550人とかろうじて40万人をキープした。

  利用者減は定期便の利用者の減少が要因。ただ、落ち込み度合いを抑えているのが国際チャーター便の乗り入れ。総利用者がピークだった97年度の国際チャーター便は2484人にすぎなかったが、00年度に台湾チャーター便が就航し01年度は1万1606人となり、05年度は現在まで最高の1万9302人を数えた。滑走路延長も国際便の就航に求められる機能だった。

  空港の利用促進に向けては、発着の旅行商品造成支援、就航地と連携したPR活動、ダイヤ改善などの要望活動、空港アクセス交通の改善に向けた調査・検討を進める。国際チャーター便に関しても、現地メディアへの露出、新規就航航空会社への支援、花巻から海外へ行くチャーター便運航への支援などで誘致拡大を図る。

  15日にはオープン記念企画の台湾チャーター便を利用し、達増知事を団長とするミッション団が現地で宣伝・誘客に努める。

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