2009年 4月 9日 (木)

       

■ 〈お父さん絵本です〉253 岩橋淳 「コッケモーモー!」

     
   
     
  クトッツクトッツ、キッキリキー、ギュクルクー、コンコロンゴー、コッコテクコッコテク。なんだかお分かりですか? では、ココリコ、東天紅、コッカドゥードゥルドゥーでは? そう、諸国、鶏鳴の数々であります。

  とある農村の朝、一番の早起きであるオンドリくん、大きく息を吸っての第一声は、

  「コッケモーモー!」

  あれ? 周りに牛がいたからか? それでは場所と気分を変えて、何度か試みるのですが、「コッケガーガー」「コッケブーブー」「コッケメーメー」…、どうもよろしくない。

  普段はできているはずのことが、何の拍子か、ど忘れしてしまうこと、あるある。けれど、おそらくは村一番の声自慢だったはずの彼は、すっかり自信喪失。ところがその夜、事件は起こります…!

  動物の鳴き声の多様さを紹介した赤ちゃん絵本はよく見かけますが、原題を“COCK−A−MOO−MOO”という本作は、ただの鳴き声の羅列にとどまらずにストーリー性を持たせたところが、ミソ。読み聞かせも盛り上がり必定の人気作です。

  【今週の絵本】『コッケモーモー!』J・D・コンテ/文、A・バートレット/絵、たなかあきこ/訳、徳間書店/刊、1470円(税込み)(2001年)

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