2009年 4月 17日 (金)

       

■ 盛岡市の箱石恭一さんが実務書道の手本 「人生の宝物」を本に

     
  箱石恭一さん  
 
箱石恭一さん
 
  東京書道教育会認定の実務書道師範の箱石恭一さん(83)=盛岡市=がこのほど、「わが人生の宝物」下巻を発刊する。おととし発刊した上巻に続く2冊目。日常生活に必要な常識や心得など77項目を207ページにすべて毛筆でしたためた。

  「岩手県の沿革」に始まり「正しい四字熟語」や「災害対策関係」のほか、「健康いきいき講座」や「地球温暖化を防ぐ環境にやさしい暮らし」まで内容は盛りだくさん。裁判員制度やメタボリックシンドロームの診断基準など、最新の情報も掲載した。

  ページ数まで手書きの漢数字で表記する徹底ぶり。活字に慣れた目に、優しい毛筆の文字が味わい深い。1枚ごとに落款を押し、書道作品のまとめとして1冊に仕上げた。

     
  「わが人生の宝物」下巻  
 
「わが人生の宝物」下巻
 
  箱石さんは岩泉町出身。文部事務官として岩大に勤務していたころ、仕事上の必要性から独学で実務書道をスタート。以後、各方面から依頼を受けて、賞状やあて名書きなど幅広い題材を手掛けてきた。

  「資格を取ろう」と一念発起したのは2004年。1年間をかけて通信教育を受け、実務書道師範の資格を取得した。

  アンテナを広く張り巡らせて、日常生活で必要な情報を収集。それを構成して毛筆で書くうちに「手元に置いていつでも引っ張り出して使えるように」と、まとめたのが上巻。パソコンによる活字全盛の時代に、毛筆で書かれた便利な書として喜ばれたという。その後も毎日筆を持ち続け、上巻よりもボリュームのある下巻の発刊にこぎつけた。

  箱石さんは「わたしの生いたちの歩みが入っているし、日常生活に欠かせない一般常識的なものをまとめたという意味で宝物。いつも側に置いて、手引きにしてみようということ。若い人にも便利だと思うので、いろいろな人に読んでほしい」と話している。

  問い合わせは箱石さん(電話番号019−667−2316)まで。


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