2009年 7月 19日 (日)

       

■ 今秋には盛岡地裁でも裁判員裁判 対象の2事件が起訴に

 盛岡地検は18日、遠野市の団体職員、伊藤賢一被告(54)を殺人の罪で、釜石市の警備員、佐久間智之被告(29)を強制わいせつ致傷の罪でそれぞれ起訴し、盛岡地裁に公判請求した。両事件は5月21日の裁判員制度開始から、対象事件として県内で初めて起訴された。公判前整理手続きが終了したあと、法的には最短で6週間を経て初公判が行われる。両事件のどちらかにより、この秋には県内初の裁判員裁判が開廷する見込みとなった。

 起訴状によると伊藤被告は今年6月26日午後11時35分ころ、遠野市の被告人方2階寝室で、当時45歳の妻に対し殺意を持って台所から持ち出した包丁で胸と頸部を多数回突き刺した。収容先の病院で27日午前0時53分ころ、出血性ショックにより死亡させた。

  佐久間被告は今年6月28日、釜石市内の川岸で未成年女性に対してわいせつな行為をして乱暴し、顔面に加療1週間のけがを負わせた。

  公判前整理手続きなどの進行状況により、どちらかの事件が盛岡地裁で初の裁判員裁判となる。盛岡地検の中川一人次席検事は18日、裁判員裁判について「分かりやすい裁判を心掛け、迅速かつ的確に進むようにしたい」と話した。

  盛岡地裁は公判前整理手続き終了後、裁判員候補者名簿から抽選で50人〜100人に呼び出し状と質問票を送付し、辞退の意思の有無などを確認する。候補者の中から開廷前の選任手続きで6人の裁判員を選任し、3人の裁判官とともに法廷に臨む。

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