2009年 7月 24日 (金)

       

■ 君よ国際人たれ 新渡戸国際塾、9月に初めてのセミナー

 新渡戸国際塾(塾長・谷口誠前県立大学長)は9月4日から6日まで滝沢村の岩手山青少年交流の家で開かれる合宿セミナーへの参加者を募集している。明石康元国連事務次長をはじめ、国際的な視野を備えた一流の講師陣を招き、グローバル化時代の日本の将来について考える。岩手から世界に貢献できる人材を育てようという試みだ。性別、年齢にこだわらず参加できる。特に大学生や企業人ら、次世代を担う若者の参加を呼び掛けている。

  同塾は国連大使やOECD事務次長を歴任し、昨年度まで県立大学長の谷口氏の発案で企画された。本県の若者に国際舞台で活躍する講師や志の高い仲間と直接、触れ合う機会を提供。新渡戸稲造博士ら先人に続く人材の育成を目指す。新渡戸基金や青年会議所、いわてシルバー・カレッジのOBで組織する岩姫会のメンバー、県立大の学生らが発起人となり6月に塾が設立された。

  セミナーの予定講師は谷口氏、明石氏のほか、加藤章元盛岡大学長、唐沢敬立命館大名誉教授、川西重忠桜美林大北東アジア総合研究所長、木下俊彦早稲田大アジア太平洋研究センター教授、千葉康弘河北師範大客員教授、濱岡正己日本銀行盛岡事務所長、凌星光日中科学文化センター理事長、ウヴェ・リヒター県立大教授。

  各講師の講座のほか、講師を交えたグループ討議、グループごとの研究発表などのプログラムを予定している。東京や仙台からの参加申し込みが目立つため、県内の若者にも、ぜひ、奮起してもらいたいという。

  副塾長で事務局を担う盛岡市の姉歯武司さん(67)は「サブプライムローン問題一つとっても、グローバル化がいかに進んでいるかが分かる。日本の文化は内向きで、騒ぎが過ぎるまでじっと待つ『たこつぼ文化』との評もあるが、この壁を破っていかないといけない。シンク・グローバリー、アクト・ローカリーの実践者を育てたい」と意気込む。

  同事務局の小原紘一さん(69)も「80歳を目前にして、なお、岩手の若者を育てたいとの谷口先生の心意気に感じ入った。ぜひ、多くの人に参加してもらいたい」と呼び掛ける。

  セミナーは4日午後1時から6日午後1時までの2泊3日。参加費用は食事代、印刷費など実費4500円程度。定員約60人。参加申し込み、問い合わせは姉歯さん(電話・ファクス019|646|5424)へ。申し込み締め切りは27日。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします