2009年 7月 25日 (土)

       

■ 〈高校野球〉花巻東が春夏連覇 行き詰まる投手戦も盛岡一惜敗

     
  優勝が決まり、マウンドで抱き合う花巻東ナイン。観客席から紙テープが投げられた  
  優勝が決まり、マウンドで抱き合う花巻東ナイン。観客席から紙テープが投げられた
 
  第91回全国高校野球選手権岩手大会は24日、県営球場で決勝が行われ、花巻東が31年ぶりの優勝を目指す盛岡一を2|1で下して春夏連覇をなしとげた。2年ぶり5度目の優勝。花巻東・菊池雄が速球で三振の山を築けば、盛岡一の菊池達は打者の打ち気をそらす巧みな投球術をみせ、試合は1点を争う息詰まる展開。大会史に残る名勝負となった。優勝した花巻東は春のセンバツで準優勝しており甲子園での活躍が期待される。全国大会は8月8日から兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する。

 ◇決勝
花巻東2|1盛岡一

  【試合評】緊迫する投手戦となった決勝。一瞬のすきを逃さなかった花巻東が勝利した。
  先制したのは盛岡一。4回表に先頭山崎が内野の失策で出塁。1死一、二塁として6番中村がしぶとく中前に運んで山崎を迎え入れた。

  均衡が崩れても両投手は崩れない。緩急織り交ぜコーナーを突く丁寧な投球で強打の打線は沈黙を続けた。盛岡一の菊池達は、打者が打ち気にはやるとみるや高めのボール球で空振りを誘い、ほかの打者には一転して内角を鋭く突いて三振を奪った。花巻東・菊池雄の投球もさえた。緩い変化球を見せ球に得意の速球でバットに空を切らせた。終わってみれば菊池雄は奪三振13個。盛岡一の菊池達も7個の三振を奪った。

  花巻東は1点を追う7回裏、先頭の千葉が二塁打で出塁すると、返球がそれた間に三塁を陥れた。四球、盗塁で無死二、三塁。ここで菊池雄のセーフティースクイズが敵失を誘い同点に追いつく。なおも続く1死一、二塁の場面に、柏葉が中前打を放ち決勝点を奪った。

  花巻東は最後まで菊池雄が一人で投げ抜き75校の頂点に立った。

    ◇  ◇

  Aブロックシードで臨んだ花巻東は初戦、久慈を9|0(7回コールド)で下し勢いに乗ると、岩谷堂11|3(8回コールド)、大野9|2(7回コールド)と勝ち進んだ。準々決勝では高田と対戦。強力打線に5回から本大会注目左腕、菊池雄が登場(初戦以来)。5|3で高田を退けた。準決勝では強豪私立盛岡中央を投打で圧倒し、14|3(8回コールド)と大差で決勝に臨んだ。

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