2009年 9月 6日 (日)

       

■ 〈早池峰の12カ月〉9 丸山暁 フウセンカズラ秋風に揺れる

     
  photo  
     
  すだれに寄り添い、風に揺れるフウセンカズラは夏の風物詩。今流行のエコ、植物の日よけにもなり涼しさを誘うのだが、歌の文句ではないけれど「今はもう秋」、見た目にもちょっと涼しすぎる。本来ならこの時期、一面に繁茂しそろそろ枯れて種をつけ始めるものもあるのだが、今年は秋になってやっとこさ育ってきた感じである。

  ここのところの集中豪雨、夏場の低温など異常気象は、なんでもかんでもCO2増加による地球温暖化のせいにしていれば、なんとなく事足りる昨今だが、今年の夏の涼しさを考えると、これが本当に温暖化のせいなのか疑いたくなる。この200年で地球の平均気温が0.75度上昇し、これからCO2の排出を1990年レベルで2050年には半減しなければ温暖化が進み、今世紀中には人類滅亡の危機が訪れると『不都合な真実』が語り、通説となった。 

  しかし、そんな中、一部のへそまがり「斜に構えた」科学者の中には「温暖化CO2原因説はうそっぱち」と疑問を投げかけているものたちもある。この説に興味のある方は『科学者の9割は「地球温暖化」CO2犯人説はウソだと知っている』丸山茂徳東工大教授(宝島社新書)『地球史が語る近未来の環境』日本第四紀学会、町田洋都立大名誉教授他(東大出版)を読んでみていただきたい。

  地球の気温変化は、CO2ではなく太陽活動の影響の方が強いという。今年、増えるはずの太陽の黒点が減り太陽の活動が低下し地球は寒冷化に向かう可能性もあると、国立天文台も懸念を表明した。今夏の寒さの原因はここにある?

  浅学な僕は温暖化CO2原因説を否定するのでも寒冷化を肯定するものでもないが、何事もまるごと社会全体が信じ込んでしまうことには、ちょっとうさんくささを感じてしまう。そこに、なんだか、ビートたけしが言った「赤信号みんなで渡れば怖くない」的な危うさを見てしまう。

  以前、「大本営発表」に疑いを抱かず(抱けず)戦乱に突入した大日本帝国、ありもしないフセインの核兵器を信じ、軍隊を送り込んでイラクを破壊した国際社会。

  僕は青年期、世の中をちょっと斜に見る姿勢を身につけた。巷(ちまた)はビートルズ、ベンチャーズ全盛期だったが「あんなガキの音楽」と、マイルスやコルトレーンに聞き惚(ほ)れた。会社では、部署の人間は女の子まですべてゴルフをやり、上司にも誘われたが「自然を切り裂きゴルフをやるなど公害だ」と、一度もゴルフクラブを握らなかった。

  巷は騒ぐが、高校生のプロゴルファーなど虫酸(むしず)が走る。民主圧勝、これで日本は民主党にどっぷり浸からず、僕たちは少し斜に構えて、彼らの政治を冷静に、批判的に見ていきましょう。(丸山暁建築・空間工房、大迫・外川目在住)

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします