2009年 9月 17日 (木)

       

■ 〈鳩山内閣が誕生〉市民から期待と厳しい視線

     
  衆院本会議で首相に指名された瞬間を伝えるテレビ画像(NHKより)  
 
衆院本会議で首相に指名された瞬間を伝えるテレビ画像
(NHKより)
 
  衆参両院は16日、首相指名選挙が行われ、民主党の鳩山代表が第93代、60人目の首相に選ばれた。衆院本会議は鳩山氏が327票、自民党の若林正俊両院議員総会長が119票、参院本会議では鳩山氏が124票、自民党の若林正俊両院議員総会長が84票。その後組閣が行われ、社民、国民新党との3党連立による新政権が発足した。政権交代への期待と不安。鳩山内閣のかじ取りを市民は注意深く見つめる。

  滝沢村の女性団体職員(47)は「(政府は)少子化対策をやるやると言ってきたが、自分の子育て時代とあまり変わっていない。もう少し支援を充実してほしい。福祉業界の働く現場は過酷なので改善策をお願いしたい」と要望。

  八幡平市西根の菊池マリ子さん(51)は「長男の就職がなかなか決まらない。景気が良くなり、誰もが仕事に就けるような世の中になってほしい」と願う。滝沢村の無職の男性(61)は「難問は山積しているが、期待の方が大きい。特効薬はないが、国民が分かりやすいように、変わって良かったと思えるような施策に期待したい」と話した。

  一方、政治全体のあり方を冷静に見つめる声も。盛岡市中央通の陣ケ岡俊雄さん(77)は「長年続いた官僚体制を打破していくのは、そう簡単なことではない。財政も厳しい。国際競争力を維持しながら国民の生活を立て直していけるか心配」と選挙戦で掲げられた各党の施策の甘さを指摘。「成果を急ぎ過ぎず、じっくり取り組んでほしい。自民党も大人になり、いたずらに足を引っ張ってほしくない。必要な人にきちんとお金が回り、地域が活性化されるような施策を」と願う。

  盛岡市内で働く女性店員(56)は「どんな政策を掲げても途中でぶつぶつ途切れ、その場しのぎではとても不安。トップが代わろうとも長期展望に立って掲げた政策を下ろしてほしくない。消費税の引き上げにしても先を見据えたしっかりした説明があれば納得できる。スキャンダルで法案をつぶさず、きっちり審議してほしい」と注文した。

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