2009年 9月 18日 (金)

       

■ いわて就職面接会、厳しさ物語る閑散さ 参加企業が6割減

     
  厳しい就職戦線の中で面接会に臨む企業と学生  
 
厳しい就職戦線の中で面接会に臨む企業と学生
 
  今年の第3回いわて就職面接会(主催・ふるさといわて定住財団)が17日、滝沢村の県産業文化センターで開かれた。大学、専門学校の卒業予定者を主な対象に、参加企業は41社で、昨年同期の101社に比べて6割減。閑散とした会場が来春の就職戦線の厳しさをうかがわせた。求人企業の参加が100を割り込んだのは04年度以来で、07年度の135社に比べると3分の1以下となった。

  企業の内訳を見ると前年度37社参加したサービス業が今年は10社、卸売・小売業が23社から7社へ、製造業が25社から9社へと減少した。参加学生は前年同期の507人から今年は458人に1割ほど減少した。

  ふるさといわて定住財団の中村勘一事務局長は「過去2回の開催で参加企業は前年度に比べて4割減っている一方、学生の参加者は2割ほど増えている。依然として厳しい雇用環境にある。企業の皆さんはこの機会を有効に活用して、一人でも多く有能な人材を確保してもらえればありがたい」と訴えた。

  参加企業の仙台市の東北マツダの加藤栄司管理本部総務部次長は「最初は地元でも次には他県にまた地元に帰って、10年後にはリーダー的な存在になってもらえる人がほしい。本社では採用を抑制しているが、このような時期に優秀な人材がほしい」と話し、人材確保の好機と見ていた。

  盛岡市の岩手缶詰の菊池玲次管理本部総務グループ課長は、昨年の金融危機以来の雇用情勢について、「世間並みに厳しかったが、食品業界は比較的影響が少なかった。世間一般には雇用の厳しさが言われ、文化系や工学部は厳しいようだ。むしろ専門的な農学部や水産学部はキャパが狭い分良いようで、見直されている」と話し、生産系の学部に風が吹いているという。

  盛岡市の日盛ハウジング盛岡支店営業事務の戸澤志津子氏は「やる気のある人、自分で積極的にやる人がほしい。このような時期なので大手に行っていた人が来てくれるのでは」と期待していた。

  参加学生の盛岡大学4年の鈴木理沙さんは「事務職を希望している。同級生からはあまり聞いたことがないが、大変そうだ」と話す。北海道の釧路公立大4年で盛岡に帰省した佐藤祥さんは「昨年に比べると企業はかなり減っている。昨年の今ごろはリーマンブラザーズのショックがあったが、そのときに比べても少なく、競争率が高いようだ。海外の動きにあまり関係ないところも採用を控えているのでは」と話す。

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