2009年 9月 20日 (日)

       

■ 高齢者世帯に無償で火災警報機 盛岡市が申請書を送付へ

 盛岡市は、65歳以上の高齢者世帯に住宅用火災警報器を無償で支給、取り付ける事業を実施する。今月中に対象2万2301世帯に申請書を送付し、11月いっぱい申し込みを受け付ける。盛岡地区広域行政事務組合は2011年5月までに高齢者世帯への警報器設置を条例に規定しているが、現在の市内の普及率は25・4%。今事業で全世帯が設置すれば約16%引き上げられる。

 市内で発生する住宅火災による焼死者のうち、65歳以上の割合が多い。このため高齢者世帯に住宅用の簡易な警報器を給付することで、逃げ遅れ防止を図る狙いがある。

  警報器は天井に設置され、煙を感知する方式。市では「火事です」と音声で知らせる機種を選定する予定。電池式で10年保証。事業予算は約5千万円で、国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金が活用される。

  支給対象は、市内在住で世帯全員が65歳以上(来年3月までに65歳以上になる場合も含む)の家族や夫婦、単身者の世帯。マンションなど集合住宅や老人福祉施設で消防法に基づくスプリンクラー設備、自動火災報知設備のある場所は除く。

  1階に寝室のある平屋建てなどは1個、2階建て以上で寝室が2階以上の場合は階段と寝室に計2個支給される。申請書を同封したダイレクトメール(DM)が今月中に対象世帯へ郵送され、申し込むと消防職員や消防団員らが訪問して支給される。希望があれば取り付けてもらえる。

  対象は住民基本台帳や外国人登録などから65歳以上世帯を抽出。市消防防災課によると、民生委員らが収集した高齢者名簿は個人情報に当たるため使用できず、対象数が当初の想定より増えたという。

  警報器設置は消防法改正に伴い盛岡広域市町村で構成する同事務組合が火災予防条例を改正、05年10月に施行。06年6月1日までに65歳以上の高齢者世帯に義務づけた。

  しかし、設置に伴う届け出把握では市内の普及率は9・5%。これに自動火災警報設備やスプリンクラー設置の世帯を合わせて25・4%になる。

  同課は市広報紙今月15日号で事業を告知。DM発送開始に合わせて市公式ホームページにも掲載する。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします