2009年 9月 22日 (火)

       

■ 生活困窮者の相談に再建支援員 盛岡市と信用生協が雇用、配置

 盛岡市と県消費者信用生活協同組合(信用生協、矢神章男理事長)は、生活困窮者への相談などを通じた生活再建支援事業を開始した。国の「ふるさと雇用再生特別基金」事業を活用し、支援員1人を採用。今月は実地を兼ねた研修期間とし、10月から本格的に業務を開始する。

  事業は市が信用生協に業務委託。今年2月にスタートさせたNPO法人いわて生活者サポートセンターとの協働による「盛岡市くらしとお金の安心支援事業」とともに困窮者の積極的な掘り起こしと寄り添い、生活再建支援を図る。

  支援員に同市の吉田備子さん(29)を採用。14日辞令交付された。支援業務は@困窮者への相談と生活再建に向けた支援A生活再建支援B困窮者への相談窓口の広報活動C生活再建に必要な諸制度のガイドブック作成|など。

  @は困窮者に生活再建への課題整理、解決に向けたアドバイス、解決に必要な行政、社会福祉協議会など関係機関との連携と同行、解決後のフォローなど。Aは家計管理など家計改善アドバイス、債務整理の支援や債務の解決方法のアドバイスと弁護士相談への同行、生活保護申請支援など。

  信用生協の上田正専務理事によると、最近は貸金業法改正で返済の見込めない融資が制限され、多重債務者が減っているという。「反比例して生活困窮者が増えている。相談者のうち年収200万円台が6割弱となっている。困った人の行き場がなくならないよう寄り添い、親身な相談が求められる」と説明する。

  最近では社会福祉協議会のセーフティーネット貸し付けや公共職安(ハローワーク)の求職者生活支援が強化拡充されている。上田専務理事は「くらしとお金の相談窓口で対応し、相談に来てもらえば適切な家計につなげる役割を果たしていく」と話している。

  生活再建支援事業相談は祝日を除く月曜から金曜まで午前9時から午後5時まで、電話604-1711へ。

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