2009年 11月 1日 (日)

       

■ 「生命はぐくむ人材を」 県立盛岡農高が創立130周年

     
  県立盛岡農高創立130年記念式典  
 
県立盛岡農高創立130年記念式典
 
  滝沢村の県立盛岡農業高校が創立130周年を迎え、31日、同校で記念式典が開かれた。現役生徒や職員、同窓生、歴代職員らが出席し、本県農業の振興を支える人材育成の中核として県勢発展に貢献してきた同校の節目を祝福。農業をめぐる厳しい状況の一方、環境問題の重要性から寄せられる農業への期待を込め、今後とも多くの若者が同校で学び、有為な人材として社会に巣立つことを期待した。

 式典では、千葉祐悦校長が式辞。「本校は開校以来、本県農業教育の中核として130年の星霜を重ねつつ、輝かしい歴史と伝統を刻み確実に発展してきた。地域産業経済の指導者として1万8千余名の人材を世に送り出し今日に至っている。卒業生が県内外の農業をはじめとして政治、経済、教育、文化等の各般においてリーダーとして活躍され、社会的な貢献をなされていることに、改めて本校が担うべき使命の重さを感じ、身の引き締まる思い」と歩みを振り返った。

  その上で「今後は、先人の業績を指針として自然の摂理を尊び、生命をはぐくみ続ける人材の育成こそ、盛農に課せられた使命であると確信し、さらなる農業教育の推進に、職員、生徒一丸となって努力する」と決意を示した。

  八重樫勝県教育委員長が「わが国はもちろん国際社会に大きく貢献する若人がこの学びやから多く巣立っていくことを願う」と一層の人材育成に期待し、県教委の告辞を述べた。記念事業実行委員会長の佐々木一同窓会長が記念事業への主体的な取り組みや協力、式典参列に感謝し、生徒を代表して畠山雄平生徒会長(生産科学科3年)が節目に在籍した縁を喜び、先人に感謝するとともに社会に貢献できる人間として多くを学んでいくことを誓った。

  同校は1879年(明治12年)旧薮川村外山牧場内に獣医学舎として創設された。数度の校名変更や制度改正、校舎移転を経て1966年に滝沢村に移転、今日に至る。県内で最も歴史の長い高校。質実剛健と自治協働を校訓とし、実学を重視したカリキュラムで多くの人材を輩出してきた。現在は高校を卒業した農業後継者や農業志望者に対し、幅広い教養と専門的な力を養う目的で特別専攻科が設けられている。

  節目に当たって記念事業実行委員会が組織され、合宿所の柏葉会館の改修、ランニングコースの新設、パラグアイ派遣の海外交流事業、記念講演会や記念植樹祭などの事業が行われた。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします