2009年 11月 19日 (木)

       

■ 〈北Gのライブトーク〉114 北島貞紀 永遠の「レモンティ」

 何気なくつけたカーラジオから聞こえてきたのは、シーナ&ロケッツの「レモンティ」だった。しばらく聞き入った。ウィークデーの昼下がり、それは鮎川誠とシーナがパーソナリティーをつとめる番組だった。へーぇ、いまだバリバリの現役なんだ!

  今でも納戸のどこかにあるはずである。27、8年前、大阪からの引っ越しの荷物に入っていたそれは、日本のロックフェスを録画したビデオテープ。その中でのお気に入りが、ザ・モッズとシーナ&ロケッツの「レモンティ」だった。ときおりデッキにセットして映像とともにそのころの思い出までも再生していたが、数年後にそれができなくなった。デッキが壊れたのである。メーカーはソニーであった。そーねー(駄洒落です)、ベータ方式だもんね。

  あのころ、ベータ対VHSのビデオテープ主導権争いの決着が付いたのだった。当初は、性能のよさを誇るベータが優位であった。というより、僕はソニーを買ってしまったので(しかも、当時で20数万もした)ベータを応援するしかなかった。しかし、普及率で勝る松下(VHS)に次第に押されて、ついにソニーは白旗をあげたのだった。

  しかし、そんなし烈な戦いを制したVHSも、今や風前の灯である。ビデオはCDにその座を譲った。レコード店がCDショップになったように、ビデオレンタル店に肝心のビデオがなくなった。あぁ無常、強者必衰、平家物語である。

  ところが、鮎川誠とシーナはいまだに博多弁でしゃべり、夢多きロッカーであり、「レモンティ」を歌っているのである。ざまーみろ!人間の方がやっぱり偉いんだ。

  江戸の敵を長崎で…ビデオの恨みを「レモンティ」でとろうとしているのかな?

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