2009年 11月 20日 (金)

       

■ 参加企業、前年の半分 いわて就職面接会

 いわて就職面接会(主催・県、ふるさといわて定住財団)が19日、滝沢村の岩手産業文化センターで開かれた。来春卒業予定の大学・専門学校生などを対象に就職情報を提供したが、参加企業は38社にとどまり前年同期の78社の半分以下だった。金融危機から1年を経た就職戦線の厳しさの表れ。前年より18人少ない学生435人が参加したが、危機感を募らせていた。4回目の面接会で今年度最後。

  参加企業の内訳を見るとサービス業11(前年36)、卸売・小売業9(同17)、製造業5(同9)、建設業3(同7)で、軒並み減少したことが全体の数を大きく引き下げた。

  東北マツダの加藤栄司管理部総務Gr次長は、求める人材について「しっかりお客様とコミュニケーションを取れる人、聞き上手な人がほしい」と話した。今年の就職戦線について「学生の数は多いがこれはという人材に巡り会いたい」と話し、見極めようとしていた。

  TOTO東北販売盛岡営業所の高橋裕所長は「仙台や郡山など各地の面接会でも強い意欲と多くの問い合わせや質問をもらうと聞いている」と話し、全国的な就職戦線の厳しさを口にした。紫波まちづくり企画の村上秀紀経営管理部長は「現場経験を持っている人がありがたい。就職担当の先生方からはとても危機感を感じる」と話していた。

  参加学生の東北工業大学4年で本県出身の菅原剛志さんは「まだ50%くらいしか就職できていない。今年は相当厳しいと大学では把握している。しかし頑張るのはわれわれ。大学では通信、コンピューター関連を学んできたが、そこにこだわっている場合ではない。就職したければあらゆることを考えていきたい」と話していた。

  盛岡市の上野法律ビジネス専門学校2年の杉本龍平さんは「クラスは半分決まったようだが。残り3、4人がこれから。簿記とワードを学んだのを生かして地域に貢献できる仕事をしたい」と話し、地元志向をのぞかせた。

  盛岡大学短期大学部2年の女子学生は「学校の求人が半分に減って厳しい。あまり決まっていない人が多く、焦ってきた。まず正社員で採ってほしい」と安定を求めた。県立大宮古短大2年の女子学生は「前までは事務が良かったが、今はそうとばかり言っていられないほど厳しいので、どんな職業にも挑戦したい」と話していた。


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