2010年 4月 11日 (日)

       

■ 09年度の新車登録、13年ぶりの増加 エコカー補助が追い風

     
  エコカー減税をPRする自動車ディーラーの店頭(盛岡市内)  
 
エコカー減税をPRする自動車ディーラーの店頭(盛岡市内)
 
  東北運輸局がまとめた09年度の県内の新車登録台数が、96年度以来13年ぶりに前年度比で増加に転じた。乗用車、貨物車、その他を合わせた登録台数は約2万9千台で、前年度比19・1%増。乗用車はエコカーの補助金や減税で23・6%増となった。新車登録台数の減少は、不況や少子化により長年にわたり続いてきたが、昨年は政策効果により全体を大きく押し上げた。

  09年度の県内の新車登録台数は乗用車2万5535台(普通車1万321台、小型車1万5214台)、貨物車2495台、その他973台だった。普通車は対前年度比41・3%増、小型車は同13・9%増。これに対して貨物車は同10・3%減となった。

  盛岡市の日産プリンス岩手販売の乗用車プロショップ南大橋店の柳渡光治店長は「1500CCクラスのCVTミッションがよく売れた。昨年の7月から8月にかけてとても忙しかった。県の補助が重なった。その後も国の補助金で良い数字に来ている」と話す。

  「セレナ」「エクストレール」「ノート」「キューブ」など環境対応車の反応が好調だった。柳渡店長は「日産もハイブリット車があればさらに好調だったろう。補助金が9月で終わるとあとはどうなるのか」と話し、カンフル的な効果に終わらないよう求める。

  09年度の県のエコカー補助は6301台の申請を受け付けた。窓口となった環境生活部環境生活企画室の佐々木健司課長は「国の制度プラス岩手の制度で6300台分の県民の購入意欲を起こした」と話す。

  県は国の経済対策交付金を活用して4億円の予算を講じ、軽自動車を含め環境対応車の購入に1台あたり2万5千円から10万円を補助した。国の補助金に上乗せして購入できるため、7月上旬から8月中旬までに申請が殺到し予算の枠はすぐ埋まった。

  新車登録台数の伸びについて佐々木課長は「結果的に何年かぶりで前年度比以上伸びることになり、環境対応車への認識が広まった。国の補助金は続いているので環境対応車を選択する動きが強まっているのだろう」と話す。

  東北運輸局自動車技術安全部の徳武賢治管理係長は「昨年からのエコカー減税と環境対応車への補助金が功を奏した。普通車の割合が大きかった。ハイブリットのプリウス、インサイトが伸びた。また減税幅は率としては変わらないが、額としては小型車よりは普通車の方が大きくなるので、お得な感覚が出たのだろう。政策的に景気を浮揚した効果は大きかったのではないか」と話した。

  東北6県で見ると09年度の新車登録台数は乗用車20万5132台で同16%増。乗用車は20万5132台で同20%の増加となった。うち普通車は8万4167台で同37・8%増、小型車は12万965台で同10・1%の増加となった。

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