2010年 5月 5日 (水)

       

■ 地デジ普及進む兆し テレビの売れ行きが好調

     
  売れ行きが好調になってきた地デジテレビ(盛岡市内の家電店)  
 
売れ行きが好調になってきた地デジテレビ
(盛岡市内の家電店)
 
  来年夏のテレビのアナログ放送終了が近づき、地デジテレビの普及が進み始めた。総務省の調べでは、本県の地デジ普及率は全国47番の最下位。来年7月24日のデジタル放送開始までに完全に行き渡らなければ、テレビが見られない家庭が出てくる。地デジの普及を促進するデジサポ岩手(総務省県テレビ受信者支援センター)は今年度、盛岡市内は集合住宅などを重点に、地域ごとの課題や状況に応じて働きかける。市内の家電店では3Dテレビの需要と相まってテレビの売れ行きが伸びてきている。

  盛岡市盛岡駅西通のコジマNEW盛岡店の千葉広義店長は地デジテレビの売れ行きについて、「週によっては前年比140から150%の台数。金額的には価格が下がっているが、各メーカーともグローバル化して日本に工場を持たなくなっている。最近は3Dが好評」と話している。岩手県内の地デジ普及の遅れについては「その分、ポテンシャルは高いと思う。岩手県は守備範囲が広すぎ、山間部や沿岸部までなかなか進まなかった。もっとPRを考えてほしい。地方ではまだよく分かっていない方もいる」と話し、アナログ放送の終了についてさらに周知する必要を感じている。

  総務省の調査によると県内の昨年9月の地デジテレビの普及率は55・2%だった。3月の調査結果は5月にまとめて発表される。同センターは09年度は県内で891回の説明会を開き、延べ3万3587人を集客した。集客数は全国で3位で、普及率最下位の返上に懸命になっている。

  デジサポ岩手の太田谷夫センター長は「調査はサンプルの数が問題で、下位にいるところは沖縄以外はサンプル数が少ない。誤差が多いと言われている。同じようなところでも誤差の範囲に幅があると言われている。それはそれとしても岩手は47番目なので、何とかしなければならない。100%を目指す」と話す。

  今年度の活動について「個別の訪問についても昨年までは希望するお年寄りのお宅に訪問していたが、今年はもう少し進んで、デジタルにしてほしい。こうしたら分かるという対応も含めて訪問してもらう」と話し、課題解決型にシフトする。

  デジサポ岩手は昨年秋から県電機商業組合(主浜堯理事長)のデジタル110番の登録店に訪問活動を依頼しており、今年も引き続き行う。主濱理事長は「来年7月24日に向けて普及率を高めたい。現実的な感覚では国道4号の盛岡以南では普及率が高まっている。岩手県は中継局の工事が遅れてようやく沿岸の方でも広まってきた。全般的に電気店で(注文を)承っているという話を聞く。岩手は人口が点々としているので、各店のお客さんにアピールし、山間部などに普及したい」と話している。

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