2010年 5月 11日 (火)

       

■ 漫画で岩手を売り込み 県が講談社と連携、全国発売

     
  発売される漫画  
 
発売される漫画
 
  県と講談社が連携し、一関市在住の漫画家飛鳥あるとさん作の漫画「ゴーガイ!-岩手チャグチャグ新聞社-」の単行本が13日、全国発売される。地方紙記者を主人公にした漫画5話と岩手の観光グルメ情報などを紹介する岩手の情報誌という位置づけ。漫画を活用した地域情報誌は全国の都道府県で初の取り組み。達増知事は10日の記者会見で「漫画はメディア媒体として非常に浸透力がある」と期待し「今後も漫画を活用したソフトパワー的な新しい発信に取り組んでいきたい」と述べた。

  飛鳥さんの同漫画はコミック誌に連載された漫画。県内を舞台にした作品のため、岩手の情報発信にはうってつけ。今回の単行本(B6判192n)には、わんこそば、遠野、平泉、猊鼻渓、宮沢賢治の5話を収録。県や市町村の協力による各話に関する周辺の観光グルメ情報、そばっちなど観光キャラクターの紹介、県外アンテナショップ、岩手のベスト3などの情報を計20nにわたって掲載する。

  出版はソフトパワーいわて構想の推進、漫画を活用した本県情報の全国発信、岩手のイメージアップと新たな岩手ファンの開拓を目的に県と講談社の連携で進められた。通常の漫画単行本としての発売となるが、「観光ガイドブック的な活用や観光客のお土産品も想定した作りになっている」(達増知事)。県では本県への修学旅行の副読本や定住交流など、県外に対する本県の紹介ツールとして広く使えるとしている。

  達増知事は「新しいスタイルの漫画情報誌」で「都道府県レベルの地方自治体と大手出版社発行の漫画が連携した取り組みは全国初めて」と胸を張る。

  「漫画はメディア媒体として非常に浸透力があり、普通の活字だけの本を買わないような人でも漫画は買うというような読者層の拡大にも役立つ。新しい広がりと新しい深まりが期待される」と岩手への関心を誘発する新媒体に期待を込める。

  岩手はゆかりの漫画家が50数人いることから「漫画力をかなりの程度持っている。非常に漫画になじむような岩手の良さ、自然と人が一体となったところに醸し出される独特の雰囲気が漫画によって効果的に表現できる良さが岩手にはかなりあると思う」と、漫画が岩手の武器になるとの認識を示す。

  単行本の漫画については「背景も岩手の自然がリアルに描き込まれていて、見てきれいな感じがする。キャラクターもよく動いていて、引き込まれるような漫画になっている」と評価する。

  590円で、全国発売は13日。初版は1万部で全国の書店に並ぶ。いわて銀河プラザなど本県関連のアンテナショップでも扱う。

  講談社では全国の書店で構成する連載コミック誌「BE・LOVE」応援店200店を中心に特に首都圏でPR活動を展開予定。県からも県外広報用ポスター、いわて・平泉観光キャンペーンキャラクターのそばっちステッカーなどを販売促進用素材として提供し、掲示を依頼している。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします