2010年 5月 12日 (水)

       

■ 〈過ぎ去りし日〜北上山地に生きた人々〉2 横澤隆雄 熱中時代

     
  「熱中時代」昭和62年ごろ、川井村箱石(現宮古市箱石)にて撮影  
 
「熱中時代」昭和62年ごろ、
川井村箱石(現宮古市箱石)にて撮影
 
  ゲートボールに熱中するお年寄りたち。大会が近いのでみんなで集まって練習しているのだという。練習とはいえきびきびした動作に、その表情は真剣そのもので、ボールを追う視線は少年野球の選手たちのようにキラキラと輝いていた。

  いつも見ている近所のおじいさんやおばあさんたちなのだが、普段の農作業のときなどに見せる表情とはまったく違う生き生きとした表情を見せてくれた。

  このお年寄りたちを見ていると、何かに熱中することが若さを保つ秘訣(ひけつ)なのかもしれないと思ってしまう。そしてこのお年寄りたちにとって、ゲートボール場はひとつの社交場になっているようで、練習が終わった後はみんなで持ち寄ったお茶やお菓子で「一服」の時間が待っていた。

  これがまた楽しい時間のようで、お茶、お菓子、自慢の漬物などを楽しみながらの世間話や孫自慢が始まり、ゲートボール場にみんなの笑い声が響き渡るのだった。みんなで笑い合うこともまた、若さを保つ秘訣なのかも知れない。

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