2010年 5月 14日 (金)

       

■ 橋場あやさんが作品展 音が形作るイメージ世界

     
  高山仁志さんが奏でるバイオリンの音色をかたちにした「上昇する方形」  
 
高山仁志さんが奏でるバイオリンの音色をかたちにした「上昇する方形」
 
  盛岡市玉山区の橋場あやさん(77)が展示会「音のフォルム1/上野さんとのスターダストV」を23日まで、同市大通1丁目の岩手教育会館4階ギャラリーと1階Soba Cafeで開いている。合わせて約50点が展示されている。

  10番目の作品は、縦に並ぶ四角形が重力を感じさせずに上へ上へと上昇している。時間軸のない平面の絵から、時の流れや動きが伝わる。この作品の要素は、高山仁志さんが「タイスの瞑想曲」(J・マスネ作曲)をバイオリンで演奏する音から舞い込んできたという。

  橋場さんは絵を描くことは呼吸するようなものという。「世の中にあふれているありとあらゆる音が色として体に入ってくる」とも。音楽は抽象的、自然音は具象に結びつく。「幼いころ、雫石川に風が当たる音が玉虫色に見えた。これを姉に話したら怒られてしまった」と懐かしのエピソードを語った。

  感受性が豊かなために外の社会に出にくくなった人たちの内なる力を引き出す活動に取り組んできた。橋場さんは、彼らが芸術を通して自己主張できる場を創造している。そうした人たちにも自身の作品を見てもらいたいと思っている。

  入場無料。時間は午前10時から午後5時(最終日は午後4時)まで。問い合わせは、橋場あやさん(電話682-0589)。


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