2010年 5月 18日 (火)

       

■ ガソリンまた高騰 高止まりする懸念も

 ガソリン価格が高騰している。ゴールデンウイークの需要期を過ぎても収まらず、盛岡市内では140円台に近づいている。米国の景気回復に伴う投機の再燃、国内の業界再編の影響などが考えられる。おととしの暴騰に比べると穏健な値動きで、今週は一服感が出ているが、高止まりする可能性もあるという。

  石油情報センターの調べによると県内の1g当たりのガソリン価格は4月5日130・3円、12日132・4円、19日135・3円、26日138・2円、5月6日139・1円、10日139・4円。1カ月で8円以上値上がりした。

  県石油商業協同組合の村田欣也副理事長は「原油価格と為替相場の関係で、毎週仕入れ価格が動く。盛岡の今のレベルは全国平均で見れば安いと思う。ある程度は安定してきているが、また投機資金が原油に入って、あおりが来ている。世界的に景気がひところより良くなっており、最悪期を脱して需要が増えていることにもよる」と話す。

  今年はゴールデンウイークの需要期にガソリン高が重なったが、ETC割引の影響で買い控えや出控えは抑えられたという。「連休中は交通量が多く、ETC1千円で動いて東北地方に多く来たようだった。桜の開花も重なった」と話し、天候に助けられた。

  同組合盛岡支部長で宮田燃料の宮田謙社長は「新日本石油とジャパンエナジーが合併して日本最大の元売りができ、精製設備を減らしている動きがある」と業界再編の影響を指摘する。「今週当たりからは若干落ち着いてきている。盛岡は2円か3円下がっているようだが、高値で推移している」などと話す。おととしの暴騰が再来する可能性については「まだ分からないが、投機のお金がどんどん入ってくると80ドル、90ドルとなっていくかもしれない」と警戒する。

  盛岡市内のガソリンスタンドの所長は「アメリカの景気が少し良くなってくるとまた上がる」と話し、景気回復にも複雑な表情を見せていた。

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