2010年 5月 18日 (火)

       

■ 金星と月とのランデブー 盛岡でもばっちり

     
   「月齢2.4の月と金星の接近」(盛岡一高天文台で、同天文部撮影)16日午後8時13分、露出時間2秒、ISO800、ペンタックス社製口径10.5a望遠鏡、F6.7、ニコンD5000使用  
 
 「月齢2.4の月と金星の接近」(盛岡一高天文台で、同天文部撮影)16日午後8時13分、露出時間2秒、ISO800、ペンタックス社製口径10.5a望遠鏡、F6.7、ニコンD5000使用
 
  日本の金星探査機「あかつき」の打ち上げに先立つようにして金星と月齢2日の月とのランデブーが16日夕、盛岡でも観測された。

  盛岡市茶畑のオオクラ弁当経営、大倉節子さん(70)は自宅2階の屋根の上にある観察台で待ち構えた。日没後しばらくは西空に雲がかかって確認できなかったが午後7時半近くになると、三日月よりも細い月と金星の輝きが目に飛び込んできたという。街の建物と岩手山を配置し薄明の紫紺の空に浮かぶ金星と月を写した。「星を撮ったのは初めて。美しくて感動しました」と話していた。

  盛岡一高天文部は、備え付けのペンタックス社製10・5a望遠鏡で地球照をとらえた。地球の陰になって見えない部分が、地球からの照り返しでうっすらと見える現象。広角レンズでの撮影では、月と金星の近くを通過する国際宇宙ステーション(ISS)の軌跡を同時に写し込むことにも成功した。

  顧問の柳沢忠昭教諭は「ISSが今回、近くを通過することは分かっていた。ただ、正確な位置を特定できなかったので広角レンズで狙った。盛岡より北の地方ではもっと接近して見えたろう」と話す。

  部員3人は天文ドームで午後6時から観測に備えた。春先は曇り空の毎日で観測条件に恵まれなかっただけに、感激もひとしおだったようだ。

  7月ごろまで、夕方、西の空に輝く金星を見ることができる。

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