2010年 5月 31日 (月)       

■ 社民連立離脱、選挙区に候補擁立へ 県連合、3役会議に人選一任

     
  参院選選挙区への候補者擁立を決めた社民党県連合常任幹事会  
 
参院選選挙区への候補者擁立を決めた
社民党県連合常任幹事会
 
  社民党県連合(小原宣良代表)は30日、今夏の参院選岩手選挙区(改選1)への候補者擁立の方針を決めた。福島消費者相の罷免を受けた連立政権からの離脱により、選挙区候補者を立てて党の考えを訴えることで政党としての責任を果たすとの結論に至った。候補の具体的な名前は出ておらず、選考は6月2日も見込まれる党三役会議に一任された。想定される公示まで1カ月を切った段階で、社民党の候補擁立で4党の候補による争いが濃厚になった。

  県連合は同日午前、盛岡市の県連合事務所で定例の常任幹事会を開催。政権離脱問題と選挙区対応について協議した。全国幹事長会議前に政権からは離脱すべしという考えに集約し、出席前の伊沢昌弘幹事長に県連合の見解を伝えた。

  連立離脱不可避との認識の下、県連合では「積極的に候補者を擁立する方向で準備に入ることを確認した」(小原代表)。離脱にも擁立にも異論は出たが、どちらも国民の生活再建に資する政策実現に向け、意見集約した。

  県連合では3月の定期大会で、連立政権から離脱せざるを得ない状況では選挙区候補者を擁立する方針を決め、政局の動向を注視してきたが、米軍基地問題で離脱が現実のものになった。

  常任幹事会では候補について具体的な名前は出されず、その後の総支部代表者会議でも決定方針を伝え了解を得た。2日の三役会議で候補を絞り、比例区対応で設置済みの総合選対委員会で比例と連動した運動の展開を確認し、短期間の選挙戦に総力を挙げる。

  福島党首の大臣罷免について「われわれに非はない。福島党首は三党連立合意に忠実に行動し、それを求めた」と正当性を強調。会議では時期的な問題もあり消極論もあったが「今の局面の中で、私たちの考え、党首の考えを訴えていくのは政党としての責任ということで集約した」という。

  短期間の選挙戦となるが、支持組織を主体とした取り組みは同党は組織化、体制づくりには多くの時間を要せず、直前の候補擁立は過去にも経験している。一方で候補者の浸透には結果的に出遅れは否めない。

  小原代表は「全県一丸となってとにかく頑張っていくしかない。平和にかかわる問題は、我が党の最重要課題でもあり、これまでの社会党時代からの先輩の積み上げもある。そうした思いをしっかり背負って、短期間ではあるがしっかり頑張っていこうという話になった」と話している。

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