2010年 6月 4日 (金)       

■ 〈よしこさんのおいしい岩手〉38 ホタテの中国風刺身 丸山淑子

     
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  片方の殻を帆のように立てて移動すると考えられて、ついた名前がホタテ貝。三陸・岩手産のホタテ貝は1年中出回っていますが、最盛期は9〜2月。養殖ホタテの生産高は全国4位です。懐深い山・森林から流れ出た水と、豊かな海で手塩にかけられて育ったホタテは、肉厚で甘み・うまみがあります。

  最盛期ではありませんが6月の汗ばむような日に、出始めの県産春キュウリとさっぱり食べたい簡単な一品です。新鮮なので食材の味をいかし、あまり手をかけずにシンプルに仕上げます。お好みで、たれにコチュジャン・ニンニクなどを加えて下さいませ。貝柱以外のヒモの部分などは、少量の酒で煎り煮にして酢の物などに利用します。

 【材料 4人分】1人分86`i

  ホタテ(貝柱・刺身用)6個、キュウリ1本、水カップ1、塩小さじ1、たれ[細ネギ・新ショウガ(各みじん切り)・酢・しょうゆ各大さじ1、砂糖ひとつまみ] 、ゴマ油小さじ2

  【作り方】

  @キュウリは縦半分に切り、細かく切り込みを入れ、塩水に20分位漬け、水気をふく。
  Aホタテは縦に4等分に切る。たれの材料を混ぜる。
  B器に@とホタテを盛り付け、たれをかけ、熱したゴマ油をかける。

  【ポイント】

  @3%の塩水で!→しんなりさせたり、下味つけの塩水濃度です。
  Aホタテは縦切り!→肉厚で食べ応えがあります。
  Bゴマ油は熱々で!→後口に油っぽさを感じません。

  【栄養ひと口メモ】

  ホタテは、貝類の中では比較的たんぱく質が豊富で、各種栄養素も充実しています。グリコーゲンやタウリンが豊富で、コレステロールや血圧の調整に役立ち、肝機能の向上・動脈硬化の予防効果も期待できます。うまみ成分のグルタミン酸・イノシン酸もたくさん含まれています。ワタには、貧血予防の鉄や味覚障害予防の亜鉛・マグネシウム等ミネラル類が豊富です。毎回毎回、「動脈硬化予防に最適」と食材紹介をしているような気がしますが、「人は動脈と共に生きる」そうです。つまり、動脈が元気ならば、私たちは元気に過ごせるということです。三陸の恵みをいっぱいいただき、動脈と共に元気に気候不順な6月を過ごしましょう。今年は、特に不安定ですもの。
  (料理研究家、大迫町在住)


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