2010年 6月 14日 (月)       

■ かとうじ山音楽会の日 「セロ弾きのゴーシュ」児童熱演

     
  ゴーシュのインドのトラ狩りの演奏で苦しむネコを演じる渡辺龍河君  
 
ゴーシュのインドのトラ狩りの演奏で苦しむネコを演じる
渡辺龍河君
 
  第8回かとうじ山の音楽会(賢治・嘉藤治こだまの会主催)が13日、紫波町水分地区のビューガーデン芝生広場を会場に開かれた。紫波町立水分小学校の児童が宮沢賢治童話劇「セロ弾きのゴーシュ」を熱演。紫波一中生徒やコールあづまねが合唱、尺八演奏、口笛のコンサートもあった。地域の住民、こだまの会の会員、町内外から数百人が参加した。

  セロ弾きのゴーシュを音楽会で披露するのは今回が2回目。賢治の友人の藤原嘉藤治が穴のあいたおんぼろのチェロを使っていたことから創作されたとも言われる。演じられた場所は賢治全集の編集を終えた嘉藤治が戦後に開拓した土地。劇とかかわりが深い。

  ゴーシュ役は花巻市で賢治の研究をしている杉本亮さん(26)。ほかの配役は1年生から5年生まで8人の児童たちが熱演した。生意気な態度でゴーシュの怒りを買い、インドのトラ狩りの演奏に転げ回って苦しんだネコ役を演じた渡辺龍河君(2年)は「苦しそうに転がる演技を覚えるのに苦労した。学校の図書室にあるアニメ版の本を読んで参考にした。きょうは上手に演技できた」と満足そう。

  カッコウ役の鷹木友花さん(5年)は5年連続での童話劇出演。「カッコウ役は足を動かすところと羽根を動かす演技が難しかった。きょうは羽根の動きが納得行かなかったので次に生かしたい」と、26日にある盛岡市内での発表にリベンジを誓っていた。

  脚本、監督、演出の3役を果たした内城弘隆さんは「1月から週2回、水分公民館で少しずつ積み上げてきた子どもたちの演劇、きょうは非常に良い出来で感動した。セリフを覚えるのは早い。気持ちを込めること、顔の表情を作ることや動作を身に付けることは難しいことだが、やり切ったのは立派だった」と褒めていた。

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