2010年 6月 20日 (日)

       

■ ブランド名は「食農立国」 岩手中央農協が商標登録

     
   食農立国の商標が決まり、新たな気持ちで生産に取り組む決意を語る各生産部会長  
   食農立国の商標が決まり、新たな気持ちで生産に取り組む決意を語る各生産部会長  
  岩手中央農協(藤尾東泉代表理事組合長)は19日、「食農立国」の商標を公表した。特許庁に昨年商標登録し、ブランド展開するための準備をこれまで進めてきた。今後、同農協が販売するすべての農畜産物を「食農立国 JAいわて中央」の名称で販売する。同農協はもち米、果樹、野菜、畜産、菌茸の各分野で産地を形成している。生産者たちは安全安心の農産物生産、次世代に農業を引き継いでいくため食育に取り組んでおり、生産者の思いを集約したのが食農立国の商標。県内の農協で商標登録して農畜産物を販売するのは初めてという。

 農畜産物のブランド化を図るため2年前に愛称を募集したところ133件の応募があった。しかしほとんどが商標登録や類似用語で登録されていることが判明した。内部で協議して応募作品の「食農温感」と「食育立国」を合わせ、名称を食農立国とすることに決めた。特許庁に商標登録したのは昨年5月1日。1年間の準備を経て公表に至った。

  19日に花巻市の花巻温泉で「食農立国」JAいわて中央発足式が行われ、組合員、管内3市町の首長ら約300人に商標発表と経緯、ブランド戦略が説明された。

  藤尾組合長は「農業振興計画では安全産地、岩手中央の確立に取り組んできた。消費者に共感を得る農畜産物の生産を行う視点からマーケティングに基づいたブランド戦略が必要と強く感じてきた。新鮮で安全、安心して食することができる、おいしい農畜産物を生産し消費者に届ける最大限の努力をしていく。われわれの情熱、思いを食農立国という形でブランド名に込めた」と農協が取り組むブランド戦略の思いを語った。

  岩手中央農協農家組合協議会の舘澤森浩会長は「食農立国の誕生とともに、これからいろんな問題が発生する。食農立国の商標は岩手中央農協のみが使用できる大きな宝、元気を与えてくれる4文字、みんなの力で永遠に食農立国を守っていこう」と新たなスタートに熱い期待をみせた。

  各生産部会長が安全安心の農作物作りへの決意を語り▽次世代につなぐ美しい農村と豊かな農業継続のため環境を守ります▽次世代を担い子どもたちに食の大切さを教えます▽地域社会や多くの消費者とのふれあいを大切にし、訪れたい里づくりを目指します│のスローガンを決めた。


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