2010年 6月 21日 (月)

       

■ 新人の盛岡芸者が「金山踊り」 盛岡劇場20周年で

     
  盛岡劇場の振興を期して新しい盛岡芸者が踊りを披露  
 
盛岡劇場の振興を期して新しい盛岡芸者が踊りを披露
 
  盛岡劇場の開館20周年を記念して「歌舞伎の世界と盛岡の芸者懇談会」が20日、盛岡市浅岸のやる気村で開かれた。盛岡劇場通り地域振興会会長の千葉正さんの呼びかけで15人が参加し、開館当時の話を聞いた。新しい盛岡芸者の3人がお座敷に上がり「金山踊り」を披露した。参加者は盛岡の芸能と文化の振興について考えた。

  千葉さんは1990年の盛岡劇場開館に際して、こけら落としを地元から盛り上げた。開館20年の節目にあたり盛岡劇場にかかわる人たちを集め、歌舞伎や芸者について語り合った。遠藤一路館長ら盛岡劇場職員も参加した。

  千葉さんは古い盛岡劇場の歴史を語り出し、「谷村文化センターになって、テレビや県民会館ができてからあまり利用されなくなり、取り壊すことになった。1987年に、阿国神社を遷座した。盛岡劇場は松本幸四郎さんと縁があり、7代目がこけら落としに来られて、9代目は20年前に今の劇場のときに来られた」などと話した。

  古い盛岡劇場には阿国神社があり3階に安置されていた。興行の役者たちと有志がお社を建て、87年からやる気村に遷座した。

  盛岡芸者について千葉さんは「芸者とひと口で言っても裏方で苦労する人もいる。ひとつの芸の道に到達するのは大変だが、残っている人が新しい盛岡芸者を育ててほしい」などと述べた。

  盛岡芸者のよう子さんが「おかげさまで今日まで一生懸命やってきた。常磐津、おはやし、踊りなど良い先生に恵まれた。世襲制もわたしたちで終わりで、盛岡市が募集した3人は踊りが好きでとても素直。先日は初めて金山踊りを披露して、感激で泣いてしまった」と、新しい芸者の梓さん、礼奈さん、知子さんを紹介した。

  街もりおか顧問の斎藤五郎さんは「もとの盛岡劇場は1913年に芸者さんたちが建てた伝統がある。芸者が株主になって建てたから八幡町の隣の松尾町に建った。南部さんが芸事を大事にしたことがあり、明治、大正になって花開いた」と述べ、新しい盛岡芸者の活躍に期待した。

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