2010年 6月 24日 (木)

       

■ 高校入試見直しへ 県教委が2015年度導入目指す

 県教委は、生徒数の減少や高校再編などの環境変化を踏まえ県立高校の入試制度を見直す。有識者らで組織する県立高校入試改善検討委員会を25日に設置。望ましい高校入試のあり方について議論を始める。2015年度入試をめどに見直し後の入試制度を導入する方針だ。

  委員会は学識経験者、産業界、県立学校、中学校、PTA、教育委員会の関係者ら約20人で組織。推薦、連携型入試を含めた入試日程や選考方法、特別な支援を要する生徒への配慮や支援、新型インフルエンザなど不測の事態への対応などについて2年間かけて検討し、11年度中の答申を目指す。

  現行の入試制度は大幅な入試改革を経て04年度入試から採用された。その後の見直し作業で、一度廃止された推薦入試のうち、スポーツや芸術分野などでの推薦が07年度入試から復活している。

  一般入試は5教科各100点、調査書(中2、中3の9教科の評定)330点、面接・小論文など70点の計900点満点。学力検査と調査書・面接などの評価を5対4の割合で扱う「A選考」、調査書・面接などをより高い割合で扱う「B選考」、学力検査を重視する「C選考」の3種類があり、各選考の割合は各高校の校長が7通りの中から選択し決定している。「B選考は推薦入試と選考の狙いが重なる」「選考方法の選択に各校の裁量の余地が少ない」など改善を求める声もあった。

  生徒数は今後、毎年300人程度減少していく見込みで、来年度には新たな高校再編計画も示す予定。前回の入試の見直しから7年が経過し再検討が必要な時期と判断した。

  法貴敬教育長は23日の記者会見で「現行制度のままでいいという意見もあるが、課題を指摘する声もあった。生徒数の減少や社会の変化もあり、見直しが必要な時期にきている。各校の特色が生き、生徒の希望にあった高校選択が可能になるような入試のあり方を検討したい」と話した。


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