2010年 6月 26日 (土)

       

■ 盛岡県議補選、新人5人が出馬を予定 票読み至難の大混戦

 参院選と同日投票の県議会盛岡選挙区補選(欠員2)は7月2日の告示まで1週間を切った。新人5人が出馬を表明しており、短期決戦ながら混戦模様。各陣営とも当落を読み切れずにいる。来年4月には統一地方選の本選を控え、現職も看過できない選挙だ。各陣営は24日の参院選公示以降7月1日まで公職選挙法の規定で運動が制限される。この間の戦い方次第で認知度や浸透度に影響する可能性もある。

 これまでに出馬意思を明らかにしているのは、表明順に無所属の福井誠司氏(51)、民主党公認の高橋但馬氏(34)、自民党公認の村里洋子氏(54)、地域政党いわて公認の吉田敬子氏(32)、民主党公認の軽石義則氏(49)の5新人。補選実施の確定した14日から参院選公示前日の23日まで前哨戦のギアを上げていった。

  参院選公示日から補選告示前日までは公選法上、参院選以外の政治活動が制限される。街頭での演説や後援会員以外に対する訪問が禁止される。この場合も政党公認の3人は参院選と関連づけた運動が可能だ。

  福井氏は市議会活動を続けながら運動。市議会活動を通じて共鳴したという作家で03年市長選に出馬した斎藤純氏が支援を表明した。藤沢隆選対本部長は「辻立ちなど露出する機会はなくなるが従来とほとんど変わらない。公認よりも無所属が光り、公明、社民、共産もこちらに動く可能性もある」と話す。

  高橋氏は公示日前まで1日50軒の街頭演説、朝夕・辻立ちなどを展開。後援会の繋地区住民、つなぎ温泉観光協会加盟ホテル・旅館関係者が支持する。父・金兵衛氏は「制限のある中でできることをやっていく。党の参院選候補の応援ならば連動して動くことができる」と、公認の強みを生かす考え。

  村里氏は後援会と党県連が連動。夫・敏彰氏とスキー、五輪・アルペン大会誘致で培った人脈、小児医療に功績を残した義父・正六氏の縁者、地元日の丸町内会まで支援の輪を拡大。7月1日に党の石原伸晃代議士を迎え、時局講演会を開く。樋下正信県議は「公認として当然最大限の利を生かす」と気合い。

  吉田氏は、目標1千回の街頭演説を行い、両親の血縁者や地縁者が地元都南地区で支援に動いている。及川あつし党幹事長は「公選法の規定は妨害行為を防ぐためのもの。政党要件を満たしていないから制限されるのは不公平だ」と指摘。その一方で「それも織り込み済みで日程を組んできた」と自信も見せる。

  軽石氏は、選対本部長に就任した吉田洋治県議の後継者として後援会の支援拡大を図っている。街頭での呼びかけも展開。同時に公認として参院選の党、比例の連合組織内候補との連動を図っていく。陣営は「最大の戦略は組織を生かすこと。参院候補の個人演説会で相乗効果を上げたい」と意気込む。

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