2010年 7月 5日 (月)

       

■ 〈トシコズ・ドリーム〉77 照井顕 中沢中学校ジャズバンド部

 今年(10年)21回目の開催となる「南郷サマー・ジャズフェステバル」は、山下洋輔・渡辺香津美・エリックミヤシロ・リグモールグスタフソン・類家心平を頭とする5バンドが出演する。

  なかでも類家は八戸北高校時代、吹奏楽の全国大会に出場した経験があるトランペッターで、同祭のトップバッターとして故郷に錦を飾る。また、エリックミヤシロのEMバンドにも一人、同市出身の西村浩二(トランペット)が出演する。

  でも、今年話題の中心にいるのは「中沢中学校・ジャズバンド部」なのだ。この部は、ジャズ祭が行われる「かっこうの森」の中にある「がっこう」で、07年12月から準備し、08年度に正式発足した、青森県内初の中学生ジャズバンド。前夜祭とオープニングに出る。

  南郷ジャズフェスへの同校の出場は昨09年のオープニングイベントへの参加が始まりだが、それに先立つちょうど一年前の08年7月21日、同祭会場の隣にオープンした、南郷文化ホール(スイング・ベリー・NANGO)で世界のジャズマスター「穐吉敏子・ピアノ・トリオ」がこけら落とし公演をした。

  その時、その会場入りする前の30分間、会場近くの中沢中学校に立ち寄って、できたばかりの「ジャズバンド部」の練習を見ていただき、激励のお言葉をちょうだいしたい、との八戸市教育長の松山高豊氏の事前の要望に応じた穐吉さん。到着と同時に大きな拍手の嵐。

  まだ吹奏楽から抜けきれないような演奏「メイク・ハーマイン」ではあったけれど「ジャズを演奏する時、途中でリズムを崩さないように」とのアドバイスを受け「今日の出会いを部の発展につなげたいと」石井雅人部長。

  「たくさんのCDやレコードを聴くうちに、好きなプレイヤーが見つけられる。だんだん話しているうちに、相手の魅力が出てくるおデートと同じ」と、様々な多くのジャズに触れることが、演奏者にとっては、とても大切なことであると説いてくれた穐吉さん。あの時の1年生が今3年生。最高にスイング・ベリーな演奏になるだろうな。
(開運橋のジョニー店主)

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします