2024年
3月29日(金)

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胡堂の若き時代を書簡から読み解く 紫波町の八重嶋勲さん 「学友からの手紙」出版 約120人510通に青春譜

2024-03-28

 紫波町大巻の八重嶋勲さん(85)は、同町出身の作家・音楽評論家の野村胡堂(1882~1963)の青春時代を書簡から読み解いた「学友からの手紙 野村胡堂の青春を育んだ書簡群」を出版した。胡堂をめぐる120人の510通の手紙を解説付きで収録。盛岡中学(現盛岡一高)時代の友人や文学仲間、親しい人からの手紙が中心で、「10代から20代の野村胡堂の青春像、人間形成の様子が見えてくる」と話す。
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平均変動率0.4%上昇 27年ぶりのプラス 24年地価公示 住宅地は0.8%上昇

2024-03-27

 国土交通省は27日、2024年1月1日における標準地の単位面積当たりの正常な価格(公示価格)を公示した。岩手県の全186地点の平均変動率は0・4%の上昇で、1997年以来27年ぶりにプラスに転じた。用途別の平均変動率は、住宅地が0・8%の上昇、商業地が0・5%の低下、工業地が1・9%の上昇だった。
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平成にバブル2度、令和は不調 「小沢本」の経済学 主役に一郎101冊 礼賛の嵐、批判は少し、だが…

2024-03-26

 県人の衆院議員、小沢一郎氏にまつわる本のタイトルが、昨年末で101冊に達した。「小沢経済」が出版界にあった。発行年を区分すると、平成2度の大きなバブルがあり、令和に入り低迷している。内容は、「礼賛もの」「畏怖もの」「策士もの」が9割を占め、「批判もの」は11冊だけだった。論壇の過大評価が政治家の重心をふらつかせ、党派に腰が定まらず、ついに総理の椅子を逃した感がある。壮観に並んだ「小沢本」の背表紙に、未完の改革と、幻の政権を見て取れる。(鎌田大介)
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