2010年 7月 16日 (金)

       

■ 商店街の改装認める 盛岡城跡管理計画、地区内4種に区分

 盛岡市は、来年3月策定を目指す史跡盛岡城跡公園保存管理計画について、公園内の保存管理区分4種類と各保存管理(現状変更)基準の案を公表した。この中で桜山参道地区の商店街などは建物の内外装や配管の改修のほか、改築も条件付きで許可する内容が盛り込まれた。照明や防犯設備の新改築も許可の対象。今後地区内で行われる史跡調査も踏まえ、詳細が決まる予定。

  案は7日開かれた史跡盛岡城跡保存管理計画策定委員会(委員長・田中哲雄東北芸術工科大学元教授、委員9人)の第3回会合で示された。

  保存管理区分は第1種が本丸全域と東側の本丸御末御門に至る坂道。第2種が二の丸、烏帽子岩のある三の丸、淡路丸、鳩御門、鶴ケ池と亀ケ池、毘沙門橋付近など。第3種が桜山神社から多目的広場にかけてと教育会館側の武徳殿跡周辺、南側の彦御蔵周辺など。

  残る第4種が、桜山参道地区、国道106号に通じる市道大通内丸3丁目線、史跡の指定範囲が道路部分にはみ出していると判明した同内丸大沢川原1丁目線の一部。来夏開館予定のもりおか歴史文化館、芝生広場は史跡の範囲外で区分の対象から外れている。

  保存管理基準によると、第1、2種とも原則史跡整備や活用以外の現状変更を認めない。ほかに第2種は石垣などの遺構に影響を与えない範囲での植栽以外も認めない。第3種は加えて地形を改変しない範囲での公園管理施設、便益施設の新設以外認めないが、既存の公園施設の改修は現状変更を許可する。

  第4種の基準は「戦後に形成された商店街が存立しており、長期的に保存と活用を進める必要がある」と明記し▽史跡整備や活用に関する現状変更▽石垣などの遺構に影響を与えない範囲での植栽▽地形を改変しない範囲の公園施設設置-を認めるという。

  他の地区区分が県教委や文化庁の許可を必要とするのに対し、第4種のみ市との協議だけで許可される。店舗などの改築は地下遺構、遺構面の掘削を伴わない条件付きで許可。内装、外壁、配管の改修も許可される。

  ほかに▽給排水▽照明▽電気▽防犯安全設備▽休憩施設(ベンチなど)▽管理棟▽トイレ▽ガイダンス施設▽水飲み施設-も許可対象となる。

  7日の策定委では桜山参道地区の地下遺構の調査を進めながら、区分や管理基準の詳細について詰める考え。市は市民2千人に実施した公園や桜山商店街の将来像などについて尋ねるアンケート調査も紹介。結果速報は9月にも判明する。

  次回は9月開催予定。保存管理区分と保存管理基準、桜山の地区計画などについて協議される見込み。

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