2010年 7月 18日 (日)

       

■ 住民主役の地域づくり 松園地区で「探検隊」(下)

 盛岡市松園の移住者二世らで構成する松園地域まちづくりセンター「こーでねぇと松園」(藤澤大祐代表)による、まつぞの探検隊は住民参加の企画第1弾として行われた。参加した住民からも探検で発見した魅力や地域の宝だけでなく多くの意見や感想が出された。住民主役の地域をよくする取り組みへ。こーでねぇと松園は次なる一手を構想している。

 ■探検結果を地図に

  東松園小4年の松園コースに参加した舞良(もうりょう)菜緒子さん、川越穂菜実さん、菅原千陽(ちはる)さんは探検を通じ、さまざまな発見にめぐり合った。

  探検後は出発地点の松園地区公民館に戻り、参加者と一緒にマップ作り。現地で撮影した写真と解説付きのカードを地図上に張り付けていった。

  舞良さんは三ツ割、東黒石野に接する小鹿公園で長さ約10aの石英を見つけた。図鑑などで石に詳しく「石英の中にはダイヤモンドの原石も入っている」とうれしそうに話していた。菅原さんは途中で花が17段積み重なったヒヤシンスを発見。携帯電話のカメラで撮影した。

  川越さんは「お花や景色がよかった。小鹿公園には初めて行った。池が3カ所もあった。高い場所から撮影して景色がきれいだった」という。池にはコイが泳いでいた。菅原さんは笹笛を作って吹いて遊び、「そり大会をしに来たことがある」と思い出していた。

  ■若手に期待する声

  東松園コースを歩いた同市松園3丁目の荒木怜三さん(68)。同市山岸字大平の県指定天然記念物カキツバタ群落に行く裏道を知った。小鳥沢と境界の山道を案内され、北松園1丁目の緑の里近隣公園にたどり着いた。

  「たまに女房と散歩しているが、こんな道があったとは。1972年(昭和47年)に移住して初めて行ったところもあった」と感心していた。

  「若い方の取り組みをどんどん進めてほしい。老人会とも意見交換させてほしい。会社を辞め、老人会主体で草刈りやスノーバスターズに参加するようになり、やっと顔見知りになった人が多い。意外に隣近所の顔が分からない。これからスタートできるものもある」と期待した。

  こーでねぇと松園は市の民間企画提案型の緊急雇用創出事業で「住民主体の松園地域情報マップ作成事業」が採択を受けた。今後スタッフを公募し、事務所を開設。年度内にマップを完成させる。

  代表の藤澤さん(36)は「いろいろな世代と交流できた。今後は探検隊の秋編も考えたいし、夏祭りとは別のイベント開催にも声がかかっている。今回を基にさまざまな企画ができれば」と話す。

(大崎真士)

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